タイムズ・アップ運動の一環として「白バラ」を着用
1月初旬に行われた第75回ゴールデン・グローブ賞のレッドカーペットで、映画界のみならず、世界中に蔓延るセクハラや性差別に抗議するムーブメントの一環として女優たちがこぞって黒いドレスを着用して話題となったが、これに続き、音楽界で活躍する女性たちも一丸となってアクションを起こすことを予定している。
タイムズ・アップ(#Time’s Up)運動へのサポートを表明する象徴として、グラミー賞授賞式で女性アーティストたちが身に着けるのは「白いバラ」。
女性シンガーのシンディ・ローパーやケリー・クラークソン、リタ・オラ、デュア・リパ、女性ラッパーのホールジーらが着用を予定しているほか、男性アーティストたちもこの無言の抗議に参加することが予想されている。
なぜ「白いバラ」?
この計画の主導者の1人である大手レコード会社ロック・ネイション女性役員のメグ・ハーキンスは、米Hollywood Reporterに、白いバラを選んだ理由について、白は20世紀初頭のイギリスで活性化した婦人参政権運動の参加者たちのシンボルカラーとして知られているほか、2016年の大統領選でドナルド・トランプ現大統領と戦ったヒラリー・クリントンが身に着けていた女性の強さを表す色であるためと明かしている。
今年のグラミー賞は主要部門をシンガーのブルーノ・マーズやラッパーのジェイ・Z、ケンドリック・ラマーら男性アーティストが争う、“男の戦い”となることが予想されているけれど、女性アーティストたちも賞レースとは別の部分で話題を集めそうだ。
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