ある19歳の少年が麻痺で一生動けない体になってしまった驚きの原因とは?

おめでたい日が一転、人生最悪の日に

 今から約9年前、オーストラリアに暮らす現在28歳のサム・バラードという男性が、自身の19歳の誕生日パーティであるものを食べたことが原因で重度の麻痺を患い、一生動けない体になってしまった。

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 友人たちから「やれるものならやってみろ」とせかされ、ほんの軽い気持ちでサムが口にしたもの。それは害虫として広く知られるナメクジ。その後、数日もしないうちに体に異変を感じたサムが病院へ行ったところ、医者から「広東住血線虫症」という感染症にかかっていることを告げられた。 

 広東住血線虫症とは幼虫寄生を原因とする感染症で、人間に感染すると脳に寄生して髄膜炎を引き起こし、場合によっては麻痺やけいれん、失明といった後遺症が残る場合もある恐ろしい病気。ちなみに、原因とされる寄生虫は主にネズミやカタツムリを宿主にしており、ナメクジも例外ではない。

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 サムやその友人にとっては単なる「ゲテモノ」を食べるぐらいの感覚しかなかったのかもしれないが、このナメクジが原因で感染症にかかったサムの容体はみるみるうちに悪化し、病院に入院して以降約1年半ものあいだこん睡状態に。目を覚ました時にはほぼ全身に麻痺が残っており、周りの補助なしには生活できない体になっていた。

 約3年間の入院を経て自宅へと戻ったサムは現在車イスで生活をしているが、上手く体温調節ができないうえに突然の発作に襲われることもあるなど、ツラい闘病生活を強いられている。

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