シルク・ドゥ・ソレイユで空中ブランコなどの技を披露する空中曲芸師の団員ヤン・アルノーが、公演中に落下し死亡する事故が発生した。
世界的エンターテイメント集団である「シルク・ドゥ・ソレイユ」の団員で、15年以上同団体に所属していたヤン・アルノーが、3月17日に米フロリダ州で行われた「VOLTA(ボルタ)」の公演中に高所から落下。搬送先の病院で死亡が確認された。
ヤンはロープに掴まり宙を舞うパフォーマンスをしていた時に、ロープをきちんと握ることができず落下して宙づりになったという。
シルク・ドゥ・ソレイユのCEOダニエル・ラマーは、公式SNSに声明を発表。「この悲劇に全員が衝撃を受け、打ちのめされています。ヤンは15年以上在籍し、誰からも愛されていた団員でした」とコメントした。
この事故の影響で、18日に予定されていた残りの公演は中止となった。
シルク・ドゥ・ソレイユでは、2009年と2013年にもパフォーマーが落下する死亡事故が発生している。