胸を隠しているのは「“アナタ”のため」
圧倒的な個性で人気急上昇中の17歳のポップアイコン、ビリー・アイリッシュが、過去に議論になったこともある「体のラインが目立たない服を着ている理由」について、米ELLEのインタビューで改めて語った。
以前、ゆったりしたシルエットの服を好んで着ているのは、“性的な対象として見られたくないから”と誤った解釈をされ、その後、自身のSNSで「ただ自分が着たい服を着ているだけ」と反論したビリー。
そんな彼女は、今回のインタビューで「“ビリー・アイリッシュみたいな格好をしていない女の子たちを、みんなでスラット・シェイミング(Slut Shaming)しよう”と言ってるわけじゃない」と前置きすると、続けて「私がオーバーサイズの服を着ているのは、“アナタ”が私の胸を見て気まずい思いをしないため」だと明かし、じつは周りに気を使って体のラインが目立たない服で胸を隠していることを告白した。
※肌を露出した格好をしたり、SNSなどでセクシーな写真を公開したりしている女性に対して批判をする行為。
さらに、ビリーは「自分は巨乳の遺伝子を持って生まれた」と、冗談交じりに胸が大きいことを認めたうえで、「胸が小さい人」と「胸が大きい人」で世間の人たちの反応に“差”があることをこう批判。
「つい最近、男友達とフェイスタイム(テレビ電話)をした時にタンクトップを着てたんだけど、彼が『シャツを着ろよ』と言ってきたの。だから『もう着てる』って言ってやった。胸が小さい人はタンクトップ1枚でも許されるのに、私が同じタンクトップを着ると、“胸が大きいから”という理由だけでスラット・シェイミングされる。そんなの馬鹿げてる。どっちも同じタンクトップなのに!」
“自分が着たい服を着ている”というのも事実だと思うが、周りの人たちの視線や反応に気を使って、服装を選ばざるを得ない理不尽な状況にあることもまた事実のよう。(フロントロウ編集部)