フィリピン系アメリカ人であるシンガーソングライターのオリヴィア・ロドリゴが、自身のフィリピン系としてのルーツへの誇りを語った。(フロントロウ編集部)

オリヴィア・ロドリゴがフィリピン系としてのルーツに言及

 日本時間4月4日に開催される第64回グラミー賞にて、主要4部門すべてを含む全7部門にノミネートされているオリヴィア・ロドリゴは、アイルランド系とドイツ系の血筋を持つアメリカ人の母親と、フィリピン系アメリカ人の父親のもとに生まれた現在19歳のシンガーソングライター。

画像1: オリヴィア・ロドリゴがフィリピン系としてのルーツに言及

 2021年1月にリリースしたデビューシングル「drivers license」で全米シングルチャートの首位に8週連続でランクインするという鮮烈なデビューを果たし、同年5月にリリースしたデビューアルバム『サワー』がアメリカとイギリスを含む世界15カ国でチャート1位を獲得するなど、2021年に最もブレイクしたアーティストと言えるオリヴィアの大躍進は、音楽シーンにおけるアジア系のレプリゼンテーションを高める上で大きな意味を持っている。

 先日、アメリカの朝の情報番組『グッドモーニング・アメリカ』に出演したオリヴィアが、そんな自身のフィリピン系としてのルーツについてコメント。インタビュアーから、自身がフィリピン系アメリカ人のレプリゼンテーションを高めていることについてどう思うかと訊かれると、次のように回答した。

 「素晴らしいことです。フィリピン系のコミュニティの一部であることを誇りに思っています。彼らは本当に満ちていて、すごくウェルカムですし、私をサポートしてくれていますから」

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 オリヴィアはこれまでにも、自身がアジア系のレプリゼンテーションを高めていることへの自負についてたびたび言及してきており、昨年には米V Magazineとのインタビューの中で、「時々、小さい女の子たちからDMをもらうのですが、『あなたのような立場にいる人で、私のようなルックスの人は見たことがありませんでした』っていうことが書かれていて。涙が出てきますよ。そのことを考えただけでもね。私も、子供の頃には見たことがなかったような気がするので。“ポップスター”と言えばいつだって、白人の女の子という感じでしたから」と、同じようなルーツを持つファンからもらう手紙について語っていた。

 オリヴィアは、デビューアルバム『サワー』の制作過程や舞台裏に迫ったドキュメンタリー『オリヴィア・ロドリゴ:ドライビング・ホーム・2・ユー』が3月25日にDisney+(ディズニープラス)のスターにて配信されることが決定している。(フロントロウ編集部)

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