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米大手スーパー、性に関するクレームに毒舌すぎる対応

FRONTROW Editorial Dept.
BY FRONTROW Editorial Dept.
米大手スーパー、性に関するクレームに毒舌すぎる対応
Pictured are general views of Super Target in Shreveport, Louisiana, where Katie Holmes took time out to go shopping ahead of filming her new film Mad Money.

Picture by: Pete Whittle
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アメリカの大手スーパーのターゲットは、おもちゃコーナーを性別で区別することを廃止したことが原因で、一部の消費者からバッシングを受けている。

ターゲットが目指すジェンダーレスな店内

 米大手スーパーマーケットのターゲットは、これまで男女でわけていたおもちゃコーナーを統一。「男の子用おもちゃ」「女の子用おもちゃ」という表記を廃止し、性別で判断しない「おもちゃコーナー」を設置した。

 これに対して一部の消費者が激怒し、ターゲットのフェイスブックページに苦情コメントを書き込んだ。

 そんなクレームに、ターゲットのカスタマーセンターが、毒たっぷりの辛口回答を続けている。

消費者A: おもちゃの性別を排除するなんて…。神様が男と女という存在すべき性を作ったのに。私なら絶対に男の子にバービー人形なんてあげません。男性が女性より勝っているということではないけれど、バイブルには女性は「女性という弱い器」と表現されているにも関わらず、最近の男の子は気弱になっていて、女の子が男らしくなっています。
神様は彼が作った人間を加工したり、否定したり、彼の言葉を修正しないように推奨しているのです。それに逆らおうとすることは、バイブルの誓いに反します。

ターゲット: お客様、バイブルの何章に「男の子はバービー人形で遊んではいけない」と書いてあるのでしょうか?

消費者B: 性別で区別しないおもちゃコーナーを設置するなんて、あなたたちのバカげた行動は極めて不快です。これだけは言わせてください。そんなことをして満足するのは20%の少数派の客だけで、80%の客は去っていきます。こんなバカげた改装をしていると知っていたら、先週末にターゲットになんか行きませんでした。
 でもよかった、なにも買ってなくて!また1人お客を減らしましたね。

ターゲット:お客様は、甘いものが足りていないようですね(※カリカリしているという意味)。ターゲットではスニッカーズを箱売りしておりますので、是非ご来店してみてください。

消費者C:女の子は、プリンセスといえばピンクやイエロー、パープル色のドレスを着ていることをわかっていると思います。性別が決められているおもちゃがあったとしても、どんなおもちゃで遊んでもいいと思います。
娘は幼いころ『トランスフォーマー』のおもちゃで遊んでいました。それでも性について困惑する事なく、ただ好きだったから遊んでいたのです。
女の子がトラックのおもちゃで遊ぼうが、男の子がピンクの蝶々のおもちゃで遊ぼうがいいのです。
でも、小売店がおもちゃコーナーを一緒にして、子どもたちを困惑させるのはどうかと思います。
女の子らしいディスプレイには、それに合った商品を置く、男の子らしいものも同じです。男の子を男らしくさせないようにするのはやめて下さい!
男の子は男らしくなるために学ぶ必要があります。
女の子はそれほど関係ないとは思いますが。
最近の社会は、男性がますます女性らしくなっていて、結局は本物の男が残らなくなってしまう。

ターゲット:大変申し訳ありませんが、もう少し文章を短くしていただけますでしょうか?文句にしては長すぎて読み切れません。

消費者D:もうターゲットには行きません。ジェンダーレスの店内にするなんてバカバカしい。一部の進歩主義者が我が国をいくじなしの国にしている。今後あなたたちが抱えていた客は、アマゾン(※ECサイト)で買い物しますよ。

ターゲット:お客様、アマゾン(※地域)には年々縮小している熱帯雨林しかないのに、学校で必要な持ち物はどうやって手に入れるのでしょうか?

 ターゲットは、これまでも「性に中立」な人のためのトイレを設置するなど、性別という枠にとらわれない店舗づくりを心掛けている。

 そんな方針に反対する消費者のきついクレームにも負けず、すべて痛烈コメントでかわし続けている。

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