キース・アーバン、ニコール・キッドマンに関する質問で見せた表情の変化が波紋広げる


インタビューで見せたぎこちない表情と、ライブでの歌詞差し替えが話題に──キース・アーバンの“公の表現”が分裂の象徴となる。(フロントロウ編集部)
離婚報道とともに注目された微妙な変化
俳優ニコール・キッドマンが「修復不能な相違」を理由にカントリー歌手キース・アーバンとの離婚を申請したというニュースが伝えられ、約19年間続いた結婚生活の終わりが世界中に大きな衝撃を与えた。ところが、夏頃にはすでに夫婦の関係に大きな溝が生じていたことを示す複数の証言も。
報道によると、ニコールは夫婦関係を修復しようと努力していたが、キースはすでに新居への引っ越しを済ませており、関係を終わらせる意志が強かったとも伝えられている。
また、ここ数ヶ月のキースの言動の変化が、ファンやメディアに細かく注視され始めている。
まず注目されたのは、過去のインタビュー映像でのぎこちない表情だった。オーストラリアのラジオ番組「Jonesy & Amanda」に出演した際、司会者がニコールとの関係について「運命なのでは」と触れると、キースは短く返答して最後には「次の質問」と話題を切り替えた。
また、アメリカの人気番組「On Air with Ryan Seacrest」では、司会者のライアン・シークレストが両親ともに仕事を持つ中、どのように子育てを両立させているのかと尋ねると、アーバンは「仕事のようだよ」と短く答えたうえで、「今を生きること」と苦笑交じりに付け加えた。さらに、ライアンが、20年も続く関係について、2人の時間を作っていることを褒めるような発言をした際には、キースは「ああ、そうだね」とだけ返し、それ以上深く語ろうとはしなかった。
こうした“沈黙”が、すでに2人の間に距離が生まれていたことを象徴するものとして、SNSでも再注目されている。
ニコールに捧げた楽曲の歌詞を変更
そして最も象徴的な変化として報じられているのが、コンサートでの歌詞の差し替えだ。彼のヒット曲「The Fighter」は、ニコールに捧げられた曲だが、最近のライブでは「baby I’ll be the fighter(ベイビー、君のために戦うよ)」という歌詞を、「Maggie, I’ll be your guitar player(マギー、君のギタリストになるよ)」へと変更したと報じられた。ここで登場するマギー・バウは、キースのツアーメンバーの1人のこと。
ただし、キースはこれまでもライブで即興的に歌詞を変えることがあり、会場の雰囲気や共演者に合わせたアレンジは珍しくない。したがって、この変更が必ずしも離婚と直結する意味合いを持つとは言い切れない。しかし、離婚申請の直前に行われたというタイミングが、さまざまな憶測を招いているのは確かだ。
SNS上では、「これはニコールへの当てつけ?」「すでに気持ちが離れていた証拠」といった意見のほか、「アーティストとしての演出にすぎない」「過剰反応だ」といった擁護も見られ、反応は分かれている。