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アリアナ・グランデ、音楽とツアーに抱えていたトラウマが癒えていく──『ウィキッド』出演がくれた心の再生

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アリアナ・グランデ、音楽とツアーに抱えていたトラウマが癒えていく──『ウィキッド』出演がくれた心の再生
NEW YORK, NEW YORK - NOVEMBER 17: Ariana Grande attends the "Wicked: For Good!" New York Premiere at David Geffen Hall on November 17, 2025 in New York City. (Photo by Jamie McCarthy/Getty Images)

アリアナ・グランデ、来年のツアーは「小規模」に。グリンダ役での演技が、トラウマを抱えていた彼女にとって癒しとなったという。(フロントロウ編集部)

ツアーと音楽に向き合い直したアリアナ

 アリアナ・グランデが、2026年に予定されているライブツアーについて、「以前に比べて約半分の規模」のものになると米Interview Magazineで明かした。というのも、アリアナは数年かけて、自身の中で「音楽やツアーとの関係を癒す」時間を過ごしてきたのだという。

 「音楽を作るということについて、自分のシステムを作り直すのに多くの時間を費やしました。『エターナル・サンシャイン』は、私にとってこれまでと違う体験でした。音楽から離れていた時間が、自分の一部を取り戻す助けになったと思います。名声との関係、あるいはアーティストであることに伴う感情などををどこか別の箱にしまって、『愛していることは手放さなくてもいい。ただこれらの感情をここに置いて、私の才能を見失わなければいい』って思えるようになったんです」

 そして、映画『ウィキッド』で演じたグリンダ役が心の変化に大きく貢献したと話す。

 「音楽やツアーとの関係を癒すために、小さな一歩ずつですが、前に進んでいます。グリンダや演技の仕事があったから、進むための力を築くことができたのだと思います。本当に感謝しています。以前はいくつかのトラウマがありましたが、それらが和らいでいくのを感じています。本当に美しい出来事です」

 さらに、自身のキャリア初期の急激な変化についても、率直に振り返っている。

 「私のポップキャリアがあんなふうに一気に軌道に乗った初期の頃は、慣れるまでが大変だったんです。恩知らずに聞こえなければいいですが、人生があれほど急激に変わると、その変化にうまく適応するのは簡単ではないんです」

 音楽と自分自身との関係に改めて向き合いながら、アリアナ・グランデは一歩ずつ、自分にとって健やかな表現活動へと歩みを進めている。2026年のツアーは、その回復の歩みの象徴となりそうだ。

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