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ベルリンで最優秀賞!“母を失った女子高生”と“冷徹な先生”の共同生活に涙…『大丈夫、大丈夫、大丈夫!』4.10公開

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BY FRONTROW Press
ベルリンで最優秀賞!“母を失った女子高生”と“冷徹な先生”の共同生活に涙…『大丈夫、大丈夫、大丈夫!』4.10公開

ベルリンが認めた感動作が、日本にやって来る。第74回ベルリン国際映画祭「Generation Kplus」部門で最高賞〈クリスタル・ベア賞〉に輝いた『大丈夫、大丈夫、大丈夫!』が、4月10日より全国公開される。子どもたちが自らの心で選んだ一本という点も、本作の特別さを際立たせる。

物語は、ソウルの芸術団に所属する女子高生イニョンの悲劇から始まる。舞台裏で母の訃報を受け取り、人生が一変する。帰る家を失いながらも、彼女は踊り続けることを選ぶ。その強さと脆さがスクリーンいっぱいに広がる。

やがて、芸術団で“魔女”と呼ばれる教師ソラとの同居生活がスタートする。冷たい言葉の裏に隠された優しさ、厳しさの奥に潜む孤独。2人の距離はぎこちなく、しかし確実に縮まっていく。共同生活は衝突の連続でありながら、互いの心を再生させる時間でもある。

イニョンを支えるのは、薬剤師ドンウクの穏やかな存在だ。彼の何気ない一言が、少女にとっては救いとなる。さらに、ライバルや友人たちとの関係も、彼女の成長を後押しする。涙の中に差し込む光が、観客の心にも届く。

主演のイ・レは、天才子役の面影を残しつつ、19歳の今だからこそ表現できる深みを見せた。チン・ソヨンの圧倒的な存在感、ソン・ソックの包容力ある演技も見逃せない。豪華キャストが織りなす人間ドラマは、静かだが確かな余韻を残す。

監督はキム・へヨン。長編デビュー作で国際的評価を獲得し、今後の活躍が期待される新鋭だ。リアリティあふれる台詞と繊細な演出が、日常の物語を特別なものへと昇華させた。

喪失を抱えながら、それでも前を向く少女の物語。タイトルに込められた「大丈夫」という言葉が、観る者一人ひとりの胸に優しく響くはずである。

【ストーリー】
母親を失った高校生イニョン(イ・レ)は、家賃が支払えず家から追い出されてしまい、所属しているソウル国際芸術団の練習室で隠れて寝泊まりしていた。
芸術団の 60 周年公演に向けて猛特訓が続く中、ある日、“魔女”と呼ばれ、完璧主義で生徒達に容赦なく厳しい態度をとる芸術監督ソラ(チン・ソヨン)に練習室での生活がバレてしまい、その日からソラの家で一緒に暮らすことに。
年齢も性格も生活習慣も違う二人は、お互いに戸惑いを見せながらも、同じ時間を過ごすことで徐々に心を通わせていく。
そんな中、イニョンを敵対視している芸術団のエース、ナリ(チョン・スビン)の不調をきっかけにチーム内で問題が勃発。イニョンをはじめとする団員たち、そしてソラの気持ちはバラバラになってしまう。
公演開催の危機に迫られた芸術団のため、ソラはある覚悟を決めるが…

監督:キム・へヨン 出演:イ・レ、チン・ソヨン、チョン・スビン、イ・ジョンハ、ソン・ソック
提供:KDDI 配給:日活/KDDI
2023 年/韓国/カラー/スコープ/5.1ch/原題:괜찮아 괜찮아 괜찮아!/英題:IT’S OKAY!/102 分/字幕翻訳:根本理恵

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