ゴールデングローブ賞ノミネートで話題沸騰――アマンダ・セイフライドが“実在の女性指導者”を鬼気迫る演技で体現した衝撃作


第83回ゴールデングローブ賞ミュージカル/コメディ部門主演女優賞にノミネートされ、一気に注目作となった映画『アン・リー/はじまりの物語』。主演を務めるアマンダ・セイフライドの名は、いま世界の映画ファンの視線を集めている。繊細さと狂気を同時に宿した演技は「キャリア最高峰」とも評され、映画賞レースの行方を左右する存在となった。
物語の中心にいるのは、18世紀に実在した宗教指導者アン・リー。性差別や貧富の格差が色濃く残るイギリスで生まれ、抑圧と暴力の只中で生きることを強いられた彼女は、わずかな信徒とともに新大陸アメリカへ渡る。そこで目指したのは、徹底した平等と禁欲による“理想郷”の建設だった。
本作が高い評価を受ける理由の一つが、ヴェネチア国際映画祭で巻き起こった15分間のスタンディングオベーションだ。宗教画を思わせる暗く荘厳な映像、身体を震わせながら神へ祈るシェーカーたちの姿は、観る者を陶酔へと導く。
35mmフィルムによる撮影、ろうそくと月明かりのみで構成された光、音楽と振付、美術と衣装の徹底した統一感。世界最高峰のクリエイターたちが細部にまで執念を注ぎ込み、18世紀の精神世界を現代に甦らせた。
シェーカー教団の思想は、家具や生活様式として今も世界に息づいている。理想は崩れても精神は残る。その事実を静かに突きつける本作は、観る者に「信じるとは何か」「理想の共同体とは何か」という問いを残す。

<STORY>
18 世紀のイギリス、貧しい鍛治職人の家に生まれたアンは信仰心の厚い女性として育つ。4人の子供を授かるも、全てを幼くして失うという悲痛な体験の中、自らが“キリストの女性の姿の生まれ変わり”である、確信的な啓示を得る。彼女の性別、人種の平等を説く生き方は多くの人々を惹きつけていくのだったが、反感や警戒を感じる勢力から苛烈な迫害を受けていく。
わずか8人の信徒とともにアメリカに渡り、性別、人種の平等信仰をもとにした理想の生活を実現するユートピアを求めたが、そこでも大いなる困難が待ち構えていたのだった。
『アン・リー/はじまりの物語』(原題:The Testament of Ann Lee)北米公開 12 月 25 日
■監督/脚本/製作:モナ・ファストヴォールド『ブルータリスト』
■脚本/製作:ブラディ・コーベット『ブルータリスト』
■音楽:ダニエル・ブルームバーグ『ブルータリスト』
■出演:アマンダ・セイフライド、ルイス・プルマン、トーマシン・マッケンジーほか
■配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
■公式サイト:https://www.searchlightpictures.jp/annlee
■コピーライト: ©2026 Searchlight Pictures. All Rights Reserved
6 月 5 日(金)TOHO シネマズ シャンテほか全国公開












