スリープ・トークンは、匿名であることを徹底することで、逆に強烈な存在感を放つロック集団だ。素性を語らず、音楽と世界観だけで勝負する。その姿勢が、結果として世界的ブレイクへとつながった。
アルバム『イーヴン・イン・アーケイディア』は、その成功を象徴する作品である。全米・全英1位、さらに9か国でチャート首位を記録。無名性を保ったまま、これほどの数字を叩き出した例は極めて稀だ。
そのアルバムが発売1周年を迎えたタイミングで、インストゥルメンタル版が突如配信された。ボーカルを完全に排除するという選択は、楽曲を解体し、再構築する試みとも言える。
歌が消えたことで、音の重なりやリズムの呼吸がより鮮明になる。感情表現は形を変え、演奏そのものから立ち上がってくる。すでに聴き込んだはずの楽曲が、まったく新しい体験として迫ってくるのが印象的だ。
さらに、アナログLPの発売予定という情報も添えられた。詳細未定という余白すら、ひとつの演出に感じられる。沈黙と衝撃を巧みに操るスリープ・トークン。その次の動きに、再び世界が注目している。

Sleep Token『Even In Arcadia (Instrumental)』
5月8日配信
1. Look To Windward (Instrumental)
2. Emergence (Instrumental)
3. Past Self (Instrumental)
4. Dangerous (Instrumental)
5. Caramel (Instrumental)
6. Even In Arcadia (Instrumental)
7. Provider (Instrumental)
8. Damocles (Instrumental)
9. Gethsemane (Instrumental)
10. Infinite Baths (Instrumental)
【日本盤CD情報】
https://SleepTokenJP.lnk.to/EIAJPCD
『イーヴン・イン・アーケイディア』
発売中
SICP-6703
\2,860(税込)
解説・和訳歌詞付
1. ルック・トゥ・ウインドワード
2. イマージェンス
3. パスト・セルフ
4. デンジャラス
5. キャラメル
6. イーヴン・イン・アーケイディア
7. プロヴァイダー
8. ダモクレス
9. ゲッセマネ
10. インフィニット・バス
11. イマージェンス(インストゥルメンタル)*
12. イーヴン・イン・アーケイディア(ピアノ・ヴァージョン)*
*日本盤のみ、ボーナス・トラック














