UKジャングル・シーンの寵児ニア・アーカイヴスが、UKを代表する人気シンガーのひとり、ジョルジャ・スミスを迎えた新曲「Get Me Down」をリリースした。ミュージックビデオも同時公開。9月には来日公演も控えている。(フロントロウ編集部)
重厚なベースに溶けるふたりの歌声
レーベルの発表によると、「Get Me Down」は、7月17日に発売されるニュー・アルバム『Emotional Junglist』からの第4弾シングル。重厚に響くベースラインと、幻想的でエンジェリックなふたりのヴォーカルが溶け合う、ジャングル好きには必聴の一曲に仕上がっている。
ミュージックビデオを監督したのは、ニア本人と、彼女の親しい友人でありコラボレーターでもあるJay Douglas。近未来的なシルバーの空間に広がる、無人のクラブを思わせる舞台で、ニアとジョルジャ・スミスが楽曲をパフォーマンスしながら踊る姿が収められている。ふたりはリリース前日、ロンドンのCódigo1530 Penthouseで行われた限定イベントで、同曲を初めてライヴ披露した。
「これが私にとって初めての客演曲」
今回のコラボレーションについて、ジョルジャ・スミスは「ニアとスタジオで一緒に制作できて、本当に楽しかった。彼女がプラグインを探したり、私のヴォーカルをいろいろと加工したりしながら制作する姿を見て、すごく刺激を受けました。私は彼女の大ファンです!」とコメント。
いっぽうのニアは「今回のアルバムでJorjaと一緒に制作できたことが、本当にうれしいです。しかも、これが私にとって初めての客演曲! 2023年に『Little Things』のリミックスを手がけたことを考えると、すべてが一周してつながったような感覚があります」と語り、「この曲は、アルバムの中でも特にお気に入りの一曲です」と続けた。
“愛”がテーマのアルバム、モチーフは貝殻
これまでに公開された、挑発的かつ官能的な「Danger」、関係の終わりを型破りな視点で描いた「Boys In Blue」、90年代のエレクトロニック・サウンドをまとった「Vertical」からも明らかなように、『Emotional Junglist』は“愛”をテーマにしたアルバムだ。ただし描かれるのは、きらめくロマンティックな側面だけではない。本作は、ニアが恋に落ち、そして痛ましい形でその恋から抜け出すことになった2025年を通して制作された。収録曲のひとつひとつが、その経験のさまざまな断片を映し出している。
キャリア史上最大のサウンド面での飛躍となる本作では、ジェイムス・フォード(Arctic Monkeys、Blur)、イーサンP.フリン(FKA twigs、David Byrne)、ジュリア・マイケルズ(Lady Gaga、Sabrina Carpenter)らと磨き上げたオルタナティブ・ジャングル・サウンドを展開。ジョルジャ・スミスとSamphaを迎えた楽曲も収録される。
アルバムを象徴するモチーフは“貝殻”。外側は硬くとも、圧力や成熟、そして困難を乗り越える力によって、その内側にはかけがえのないものが生まれる——という含意が込められている。
9月に大阪・東京で来日公演
ニア・アーカイヴスは、ブラッドフォードで生まれリーズで育ったアーティスト。学生ローンを使って自費制作したデビュー・シングル「Sober Feels」を2020年に発表して以来、ジャングル・リバイバルを象徴する存在として注目を集めてきた。今週末からはUK各地を巡る全6公演のB2Bツアーもスタートする。
来日公演は、9月9日に大阪・Yogibo META VALLEY、9月10日に東京・Zepp Shinjuku(TOKYO)の2都市で開催。いずれも18時開場・19時開演で、オールスタンディング8,000円(税込・別途1ドリンク)となっている。詳細は公演特設ページで確認できる。
















