コロナ禍にもかかわらず外へ出てパーティーを楽しむインフルエンサーたちにアリアナ・グランデが苦言を呈した。(フロントロウ編集部)
アリアナ・グランデがパーティーを楽しむインフルエンサーたちを批判
今年に入ってから世界各国を巻き込んできた新型コロナウイルスによるパンデミックがいまだ収束せず、ソーシャルディスタンスを保たなければいけない新たな生活様式は、例年であれば集団で集まって楽しんでいたはずのイベントにも影響を与えている。

中でも、最近そうした影響を受けたイベントの1つが、10月31日のハロウィン。日本でも、ここ数年にわたって毎年増加の一途を辿っていた、東京・渋谷に集まる人々の数が激減したことが報じられたように、今年は小規模な形で行なわれるなど、例年とは違った形で楽しまれたけれど、中には、ソーシャルディスタンスなどのルールを守らずに、大人数で集まって楽しむ人たちも。
今回、10月30日にニューアルバム『ポジションズ』をリリースしたアリアナ・グランデがYouTubeチャンネル『Zach Sang Show』に出演。その中で、コロナ禍にもかかわらず外へ出てパーティーを楽しむインフルエンサーたちに苦言を呈した。

アリアナは毎年、ユニバーサル・スタジオでハロウィンの時期に行なわれているイベント「ハロウィーン・ホラー・ナイト」に5回以上は訪れているのだそうで、新型コロナウイルスの影響で今年はそれが開催されないことをとても残念に思っているのだという。アリアナは自身が楽しみにしているイベントが開催されないほど新型コロナウイルスをめぐる状況が深刻なのにもかかわらず、パーティーに興じるインフルエンサーたちに大きな不満を抱えているようで、「あと何週間か家にいられないのかな?」と疑問を投げかけた上で、次のように続けた。
「他の国は大丈夫だったのに。私たちよりマシだよね。サドルランチになんて行く必要あった? 命に関わるパンデミックが過ぎ去るのを待てなかったのかな? カウボーイブーツを履いて、ロデオに乗る必要なんて本当にあった? 私たちはそういうインスタグラムの投稿を必要としていたかな?」
インフルエンサーたちがアリアナのコメントに言及
サドルランチとは、ロサンゼルスにある西部開拓時代をテーマにしたレストランで、TikTokスターやインフルエンサーたちがたびたび訪れていることで知られている。アリアナは具体的な人物名こそ挙げなかったものの、実際に、TikTokスターのアディソン・レイや、ブライス・ホールらはサドルランチでハロウィンパーティーを行なっていた。
また、7月には、TikTokで最も多いフォロワー数を誇る姉妹であるチャーリー・ダミリオとディクシー・ダミリオ姉妹のほか、YouTuberのジェイク・ポールなどがロサンゼルスで大勢の人々を集めてパーティを行なっていたほか、8月にはアディソン・レイの恋人と噂される親しい友人で人気TikTokerのブライス・ホールが地元当局から警告を受ける事態にもなった。
およそ4,250万人のフォロワーを持つ人気TikTokerのディクシー・ダミリオはYouTubeチャンネル『Pap Galore』の取材を受けてアリアナのコメントについての質問に答えており、「どう考えればいいのか分からないけど、彼女が正しいと思う。彼女は正しいね。彼女はクイーンだよ。私は大好き」と言及。
また、同じくおよそ6,750万人のフォロワーがいるTikTokerのアディソン・レイも『Pap Galore』にコメントを寄せており、「彼女がそういうのはごもっとも。理解できるよ。私ももちろん、外には出ていないし。家の中にいて、運動することを心がけてる」と答えた。
ちなみに、アリアナが家にいることを呼びかけたのは今回が初めてではなく、ハロウィンの当日には、「今、パーティに行くのは安全ではないし、間違いなくその価値はない。どうか安全でいて」とツイッターでフォロワーに呼びかけていた。
this part. please dress up, take pics, but then get in your pjs and watch some scary movies. going to parties right now is unsafe and absolutely not worth it.
please be safe. happy halloween everyone ! � https://t.co/9JLrFaKPB0— Ariana Grande (@ArianaGrande) October 31, 2020
(フロントロウ編集部)