約5年ぶりに来日したアヴリル・ラヴィーンにフロントロウ編集部がインタビュー。難病であるライム病を発症して、2014年のサマーソニックを最後にステージから離れていたアヴリル。そんな彼女が復活アルバム『ヘッド・アバーヴ・ウォーター』を引っさげて再来日。3月27日にはプレミアムファンイベント「<祝・復活!>Japan Fan Event」を開催して悲願のパフォーマンスを行なう。そんなアヴリルが、アルバムの制作秘話から、日本のファンとの交流、さらにはONE OK ROCKのRyotaと結婚した妹の話まで、フロントロウ編集部に色々と明かしてくれた。記事末でプレゼントする日本語サインを書いているときには、日本語のタトゥーを入れる話にまで発展!(フロントロウ編集部)
5年ぶりに再来日、体調のために早入りしたはずが…
3月27日のファンイベントの約1週間も前に日本入りしたアヴリル・ラヴィーン。早朝4時の到着だったにもかかわらず、空港にはファンの姿があったという。

空港到着後にファン対応するアヴリル。©Avril Lavigne/Instagram
—日本は5年ぶりですね。どんな気分ですか?
日本に到着したときは嬉しすぎてテンションあがっちゃった。空港でファンに出迎えられたこともとても嬉しかった。時差ボケ対策のために早入りしたって言ってるけど、ショッピングをしたかったからでもあるの(笑)。
—ショッピングはしましたか?
流行りのショップを教えてほしいの!これまでは渋谷の109に行ってたんだけど、今回行ったら、個性的でロックなアイテムが見つからなくて。これから原宿に行くから、どこか見つけなきゃ!
—日本食は楽しんでますか?
しゃぶしゃぶに行ったわ。あと、チートデーだった日にピザを食べに行った。人生で初めて日本のスーパーにも行ったの。日本のスーパーは包装も陳列もすごくキレイで整頓されているよね。オーガニックスーパーだったんだけど、深夜帯に行ってほかにあまり人がいなかったから誰にも気づかれなかった。
—来日を発表されたときに闘病中も応援しつづけてくれた日本のファンに感謝していましたが、闘病中に日本のファンとの交流はありましたか?
インスタグラムやツイッターでフォローしている日本のファンが数人いて、彼らとはダイレクトメッセージでのやり取りをずっと昔から続けているわ。デビュー当時から知っている人もいて、名前や素性もぜんぶ知ってるの。今回もすでに何人かと再会したわ。花見に行ったらいて、ピザ屋までついてきてくれた(笑)。
来日にあたり、オススメされた場所とは?
アヴリルの妹ミシェルがワンオクロックのRyotaと2017年に結婚したため、日本人が家族に加わったアヴリル。結婚当時はツイッターで「2人に世界中の愛と幸せを」と祝福していたアヴリルだが、ミシェル&Ryota夫妻から来日にあたり何かアドバイスは受けたのだろうか?

©Avril Lavigne/Twitter
—妹さんがONE OK ROCKのRyotaさんと結婚されてからは、今回が初の来日ですね?
うん、そう(笑)。
—来日にあたり、妹&Ryota夫妻から何かアドバイスは受けましたか?
妹を通して増上寺を教えてもらったから、そこに行ってきたわ。お祈りはしなかったけど、とても美しいから歩いてまわった。とくに今は花見の季節でしょ。すごく美しかったわ。でもあの2人は今日本にいないから。
—東京にお住まいじゃないんですね?
ううん、今はツアーで出かけてるってこと。
—そうなんですね。でも東京にお住まいの妹さんがいると、色々教えてもらえて東京観光の幅が広がりそうですね。
(少し考えて)いや、今でも私の方が東京に詳しいって言える自信があるわ(笑)。だって日本との歴史は私の方が長いもん!もうかれこれ15年も来てるんだから。
アルバムの制作ストーリー
ニッキー・ミナージュとは再共演の予定!
30歳の誕生日の直後に感染症の一種であるライム病と診断されて一時は死も覚悟したというアヴリル。2月15日に世界同時発売された5年ぶり・通算6枚目のアルバム『ヘッド・アバーヴ・ウォーター』は、そんなアヴリルの「復活アルバム」と言える。

ーアルバム『ヘッド・アバーヴ・ウォーター』のオープニングソングとファイナルソングは、病床から作られたそうですね?
1曲目「ヘッド・アバーヴ・ウォーター」と最終曲「ウォリアー」が最初に作られた曲なの。両方ともベッドの中から書いたわ。当時はその後自分がどうなるかも分からなかったから、アルバムを作ることなんて頭になくて、ただ音楽が湧き出てきた感じ。自分の音楽との絆を再確認するできごとだったし、癒しを与えてくれたできごとでもあったわ。
ーその2曲では苦難を乗り越える強さが歌われている一方、その他では、楽しいポップロックの曲も多数ありますよね。
このアルバムを作るのに3年をかけた。そのあいだに、オフを取ったり、つらいこともあったり、たくさんの経験をして、それが曲になったの。苦難を乗り越える心や強さが歌われたアルバムだけど、病気に関する曲はさっき言った2曲だけ。ほかは、自立した女性について歌う「ダム・ブロンド」や、恋に落ちそうな私をクラッシュ(粉々に)しないでねと歌う「クラッシュ」、最高の男性との恋を歌った「ゴッデス」、逆に最悪の男性との恋を歌った「アイ・フェル・イン・ラヴ・ウィズ・ザ・デヴィル」と、バラエティ豊かなテーマを歌っているわ。
ー「ダム・ブロンド」ではニッキー・ミナージュとコラボしましたが、このコラボはどう実現したのですか?
誰かをフィーチャリングしたかったから、前からコラボしたいと思っていたニッキーにオファーしてみたの。私のマネージャーが彼女のマネージャーに連絡してみたら、彼女も私の大ファンだって言ってくれて、そこから話が決まったわ。今度はたぶん、私がニッキーの楽曲にフィーチャリングとして参加することになると思う。
日本語サインが盛り上がり、タトゥーの計画に発展!?
フロントロウでは恒例となった、日本語でのサイン企画。ケイティ・ペリーやワン・ダイレクションのリアム・ペインなど多くのセレブが挑戦してきたフロントロウ編集部の日本語サイン企画に、アヴリルが初挑戦した。
「ファーストネームだけとフルネームどちらにしますか?」という問いに、「ぜんぶ書いてみせる!」と、即答で難しい方を選んだ果敢な挑戦者アヴリル。
「これから日本語で名前を書きます!」というひと言と共に「ヒュッ」などの効果音を出しながらファーストネームを書き出したアヴリルは、「上手くできちゃうからみんな注意してた方がいいわよ」と、さっそく余裕たっぷり。
「大丈夫?普通に書けてる?2歳児が書いたように見えてない?」と途中気にする場面もありながら、ラストネームは無言でスラスラと書いてフィニッシュ。こちらの日本語サインが完成した。

©Frontrow
日本語サイン企画はここで終了のはずだったのだが、ここで、アヴリルがこう発言。
「(アルバム名である)『Head Above Water』って日本語でどう書くの?英語では『HAW』って頭文字だけを略して書くこともあるんだけど、『HAW』を日本語にすることできる?できないか」。
このあとスタッフが『ヘッド・アバーヴ・ウォーター』とカタカナで書くと、アヴリルが「これも書いてみたい」ということになり、日本語サイン企画が思わぬ形で続行。こちらのスペシャル版が完成した。

©Frontrow
そしてアヴリルから、こんな嬉しい言葉が。
「これ最高のタトゥーになるよね」
アヴリルの同行スタッフからも「本当だね」「次のタトゥー」という言葉も出て、まさかの日本語タトゥー計画まで持ち上がって、フロントロウ編集部とのインタビューの幕は閉じた。
アヴリルの直筆日本語サインを2名様にプレゼント
アヴリルが書いたこちらの日本語サインを2名様にプレゼント。

©Frontrow
応募方法
①フロントロウの公式ツイッター(@frontrowjp)をフォロー。
②以下の該当ツイートをリツイートすれば応募完了。アヴリルへの熱い思いがある方はコメント欄に書き込んで。
応募締切:4月18日(木)
アヴリル・ラヴィーン直筆の日本語サインを2名様に当アカをフォロー&当ツイRTで応募完了。4/18〆。
️取材️アヴリルがワンオクRyotaと結婚した妹に勧められて行った名所とは?取材中に日本語タトゥーを入れる計画も誕生! #アヴリル来日
【インタビューはコチラ↓】https://t.co/26gw5OlU8R
— フロントロウ編集部 (@frontrowjp) 2019年3月27日
(フロントロウ編集部)