Photo:ゲッティイメージズ、スプラッシュ/アフロ、Twitter
テニスプレイヤーの大坂なおみが試合後の会見を行なわないことを発表した後、メンタルヘルスの問題を告白し全仏オープンを棄権。これまでの大坂なおみの行動には、セレブたちからも応援の声が届いている。(フロントロウ編集部)

大坂なおみをセレブたちが支持

 2018年の全米オープンで優勝して以降、ますます注目を浴び、2020年には米経済誌Forbesが発表した世界で最も稼ぐ女子スポーツ選手のランキングで、セリーナ・ウィリアムズを抜いて1位となった大坂なおみ。

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 大坂なおみはテニスの4大大会である全米オープンと全豪オープンで各2回ずつ優勝しており、女子テニスの世界ランキングでは2位に位置づけている。

 5月24日からスタートした全仏オープンでも優勝が期待されていた大坂なおみだけれど、全仏オープンの前に精神的な負担があるということで試合後の会見を行なわないことを自身のツイッターで発表。会見拒否に対して主催者は大阪なおみに罰金を科したたうえ、「違反を繰り返すと、大会からの退場や、より多額の罰金や将来のグランドスラム出場停止につながる重大な違反調査の対象となるなど、より厳しい制裁が科せられます」と、今後グランドスラムへの出場停止を受ける可能性があると声明を出し警告していた。

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 しかし、その後大坂なおみが全仏オープンを棄権することを自身のツイッターで発表。「私は(大会の)邪魔になりたいとは思っていませんでしたし、私のタイミングが理想的ではなかったことも、私のメッセージがもっと明確であるべきだということも認めます」や「テニスのプレスはいつも私に親切にしてくれます(そして、私が傷つけてしまったかもしれないクールなジャーナリストの皆さんに謝りたいです)」と自分の非を認めつつ、「本当は、2018年の全米オープン以降、長い間うつ状態に悩まされていて、それに対応するために大変な日々を過ごしています」と、メンタルヘルスの問題を抱えていたことを告白。

 この告白に、ラッパーのニッキー・ミナージュらセレブが反応。ニッキーは大坂なおみの写真にハートとリボンの絵文字をつけてインスタグラムのストーリーズにアップし、大坂なおみを支持することを表明。

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 そのほかにもドラマ『チャームド〜魔女3姉妹〜』や映画『ニューイヤーズ・イヴ』などへの出演で知られる俳優のアリッサ・ミラノは「(行動を起こしてくれて)ありがとう」と、そしてドラマ『グッド・プレイス』のタハニ役で有名な俳優であり、テレビ司会者やモデルとしてマルチに活躍するジャミーラ・ジャミルは、「全仏オープンをボイコットしよう。どうせなおみが一番エキサイティングな選手なんだから。2021年に、不安を抱えている人を罰することを想像してみて...」とツイートした。

 また、大坂なおみが試合後の会見を行なわないと言った際にもレッド・ホット・チリ・ペッパーズのベーシストであるフリーが「大坂なおみは最高」とツイートしたほか、KISSのジーン・シモンズもツイッターに「大坂なおみをサポートする」と、そしてドラマ『glee/グリー』に出演していたケヴィン・マクヘイルも「リーダーだ」とツイートし、大坂なおみを支持することを表明した。

 世界中の期待という名の重圧を背負い大舞台に立っているセレブだからこそ、今回の告白は理解できるものがあったのかもしれない。大坂なおみの行動は世界中で賛否を呼んでおり、議論をスタートさせるアクションとなっている。(フロント ロウ編集部)

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