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エマ・ストーン“丸坊主”で挑む狂気の誘拐劇!ランティモス最新作『ブゴニア』、日本公開&衝撃ビジュアル解禁

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エマ・ストーン“丸坊主”で挑む狂気の誘拐劇!ランティモス最新作『ブゴニア』、日本公開&衝撃ビジュアル解禁

ヨルゴス・ランティモスが帰ってきた。『哀れなるものたち』で世界を揺さぶった奇才が、アリ・アスター、そして『パラサイト 半地下の家族』の製作陣と組み上げた最新作『ブゴニア』が、2026年2月13日、ついに日本公開を迎える。発表と同時に放たれたポスターと予告は、ただの新作情報という枠を超え、観る者の“感覚”を直接揺らすような衝撃を放っていた。原点となるのは韓国のカルト映画『地球を守れ!』。ランティモス流の毒とユーモアが注ぎ込まれ、まったく新しいエンタメ怪作へと変貌を遂げている。

中心にあるのは、陰謀論者二人組がカリスマCEOを「宇宙人」だと信じ込み誘拐するという破天荒な誘拐劇だ。彼らの要求は「地球から手を引け」。あまりにも支離滅裂で、しかし妙に必死で、その狂気に観客は笑うべきか震えるべきか判断を奪われる。囚われの身となるミシェルは、心理学の学位も持つ切れ者。説得、挑発、はったり、あらゆる手を総動員して脱出を試みるが、物語は意図的に足場を崩し続け、どこに着地するのか誰にも読ませない。予告がちらつかせる“不穏な兆し”は、ランティモスの真骨頂ともいえる。

その中心に立つエマ・ストーンは、今回も限界突破。丸坊主で挑む姿はすでに伝説めいており、キャリアの節目として語られるであろう覚悟が滲む。彼女を追い詰める誘拐犯役にはジェシー・プレモンス、そして新星エイダン・デルビス。予告に刻まれる言葉が噛み合わない会話劇は、笑いと恐怖を同時に引き寄せ、ランティモス作品特有の緊迫感を全身で浴びせてくる。

さらに本作は第83回ゴールデングローブ賞の作品賞ほか3部門にノミネートされ、賞レースの台風の目として注目が集中。アカデミー賞へ向けて勢いは加速する一方だ。狂気、笑い、緊張、予測不能のすべてが混ざり合った『ブゴニア』は、この冬もっとも“先が読めない映画体験”として、すでに多くの視線を集めている。

Emma Stone stars as Michelle in director Yorgos Lanthimos’ BUGONIA, a Focus Features release. Credit: Atsushi Nishijima/Focus Features © 2025 All Rights Reserved.

<STORY>

人気絶頂のカリスマ経営者として脚光を浴びるミシェル(エマ・ストーン)が、何者かによって誘拐された。犯人は、ミシェルがCEOを務める会社の下請け会社社員のテディ(ジェシー・プレモンス)と、彼の従弟のドン(エイダン・デルビス)の2人組。陰謀論に心酔する2人は、ミシェルが地球を侵略しにきた宇宙人だと信じ込み、彼女に今すぐ地球から手を引くよう要求してくる。彼らの馬鹿げた要望を一蹴するミシェルだが、状況は思わぬ方向へと加速していき、荒唐無稽かに思えた誘拐劇は誰も予想しえなかった衝撃の終末へと突き進んでいく――。

<作品情報>

監督:ヨルゴス・ランティモス『哀れなるものたち』『女王陛下のお気に入り』

製作:ヨルゴス・ランティモス『哀れなるものたち』、エマ・ストーン、アリ・アスター『ミッドサマー』、ミッキー・リー『パラサイト 半地下の家族』、ジェリー・ギョンボム・コー『パラサイト 半地下の家族』

脚本:ウィル・トレイシー『ザ・メニュー』

出演:エマ・ストーン『ラ・ラ・ランド』、ジェシー・プレモンス『シビル・ウォー アメリカ最後の日』、エイダン・デルビス

原題:Bugonia/2025年/アイルランド・イギリス・カナダ・韓国・アメリカ/カラー/ビスタサイズ/118分/字幕翻訳:松浦美奈/PG12

配給:ギャガ

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