総合格闘技ファンにとって、そして映画ファンにとっても見逃せない一本がついに日本にやってくる。A24製作の話題作『The Smashing Machine』が、邦題『スマッシング・マシーン』として5月15日より全国公開されることが決定した。世界三大映画祭のひとつ、第82回ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門に選出され、銀獅子賞を受賞したという実績が、この作品の只者ではなさを物語っている。
描かれるのは、日本中を熱狂させた総合格闘技イベント〈PRIDE〉の黎明期を支えた伝説の格闘家マーク・ケアーの実話である。1997年から2000年にかけて、圧倒的な肉体と戦績で“霊長類ヒト科最強”と称されたケアーは、日本でも別格の存在感を放っていた。しかし、その輝かしいキャリアの裏側には、表舞台では語られることのなかった深い苦悩があった。
初めて喫した敗北をきっかけに、人生は徐々に暗転していく。勝ち続けることを宿命づけられた男が、挫折と向き合い、人として揺らいでいく姿こそが本作の核心だ。単なる成功譚でも転落劇でもなく、ひとりの人間の脆さと強さが生々しく描き出される。
主演を務めるのは、ハリウッドを代表するスター、ドウェイン・ジョンソン。これまで“無敵のヒーロー”像を体現してきた彼が、本作ではそのイメージを封印し、傷つき、迷い、崩れていく男を演じ切っている。本作はジョンソン自身が同名ドキュメンタリーに衝撃を受け、自ら映画化権を獲得した渾身の企画であり、その覚悟はスクリーンからひしひしと伝わってくる。
監督・脚本を手がけたベニー・サフディの鋭い演出、エミリー・ブラントとの緊張感あふれる共演、そして特報映像から漂う重厚な空気感。『スマッシング・マシーン』は、格闘技映画の枠を超えた人間ドラマとして、日本の観客の胸に強烈な一撃を放つはずだ。

スマッシング・マシーン
5月15日(金)全国公開
©2025 Real Hero Rights LLC
配給:ハピネットファントム・スタジオ














