DCがヒーローを捨てた日? ゴッサムのヴィランを主役に描く異色ホラー『クレイフェイス』日本公開決定


「その恐怖の顔を見ろ。」という挑発的なコピーとともに、DCスタジオ最新作『クレイフェイス』のインターナショナル・ティザートレーラーが世界同時に解禁された。日本公開日は2026年10月30日。発表と同時に公開された映像は、DC作品のイメージを根底から揺さぶる内容となっている。
映像の中心にあるのは、ヒーローの活躍でも派手なアクションでもない。人間の顔が溶け、形を失い、別の顔へと変わっていく過程が執拗に映し出される。短いティザーの中で提示される恐怖は即物的で、生理的だ。観ている側は理由を考える前に、不安と嫌悪に包まれる。
この物語が描くのは、怪物誕生の瞬間ではなく、一人の男が怪物にならざるを得なかった理由である。かつてはハリウッドの新星として輝いていた男が、名声と自己を失い、復讐心に飲み込まれていく。彼を突き動かすのは単なる怒りではない。歪んだ愛情と、科学の力で自分を取り戻せるという危険な幻想だ。
ゴッサム・シティのヴィランを主人公に据える構成は、観客に不穏な感情移入を促す。彼の選択は間違っていると分かっていながら、その苦しみを理解してしまう。この感覚こそが、本作の最大の恐怖と言える。正義と悪の境界が曖昧になる瞬間、観る者は自分自身の内面と向き合うことになる。
ジェームズ・ワトキンス監督は、派手さよりも心理を抉る演出を得意とする。その手腕がDCスタジオの世界観と結びつくことで、スーパーヒーロー映画とは異なる、重く湿度の高いホラー・スリラーが生まれようとしている。
『クレイフェイス』は、DCがヒーローという安全圏から踏み出した証明である。この挑戦が成功すれば、今後のDC作品はさらに大胆な領域へと進むだろう。その第一歩として、本作は強烈すぎるほどの存在感を放っている。
『クレイフェイス』
2026年10月30日(金)全国公開
<作品情報>
監督:ジェームズ・ワトキンス
脚本:マイク・フラナガン、ホセイン・アミニ
製作:マット・リーヴス、リン・ハリス、ジェームズ・ガン、ピーター・サフラン
出演:トム・リス・ハリス、ナオミ・アッキー、デヴィッド・デンシック、マックス・ミンゲラ、エディ・マーサンほか
全米公開:2026年10月23日
原題: CLAYFACE
配給:東和ピクチャーズ・東宝
公式HP:https://clayface-movie.jp/
公式X:https://x.com/warnerjp
公式TikTok:https://www.tiktok.com/@warnerjp
公式Instagram:https://www.instagram.com/warnerjp_official/
公式Facebook:https://www.facebook.com/warnerbrosjpn
公式Youtube:https://www.youtube.com/@WBondemand
コピーライト:© DC Studios. All Rights Reserved.












