ハリー・スタイルズのファン消費約2,000億円規模、なぜテイラー・スウィフトを超えたのか


ハリー・スタイルズのロンドン全12公演のファン総消費額が、約11億ポンド(約2,000億円規模)に達する見込みだという。テイラー・スウィフトの「The Eras Tour」を1人あたりの平均支出で上回り、コンサート・ツーリズムの拡大が話題となっている。(フロントロウ編集部)
1人あたり981ポンド、その内訳とは
英Barclays銀行の調査によると、オランダ・アムステルダムの公演を終えた後、6月12日に開幕するロンドンでのハリー・スタイルズのツアー「Together, Together」に参加するファン1人あたりの平均支出は、約981ポンド。その内訳は、チケット代約143ポンドのほか、宿泊費約141ポンド、交通費約103ポンド、飲食費約103ポンド、公式グッズ約102ポンドが主な内訳だ。「チケット代が予算を超えた」と答えたファンは19%にのぼるが、66%は「チケットを手に入れるためなら、より高い金額を支払う意思があった」と回答した。
イギリスではロンドン一極集中、スウィフティーズを超えた理由
じつはこの高支出の背景には、英国内では“ロンドン集中開催”という事情がある。テイラー・スウィフトの「The Eras Tour」は英国では4都市全15公演(1人平均848ポンド)、オアシスの「Oasis Live ’25」も4都市17公演(1人平均766ポンド)と各地に分散していた。しかし今回のハリーの英国公演はウェンブリー・スタジアムのみ。遠方からロンドンを訪れるファンが多く、宿泊・交通費が膨らんでいる。28%がコンサート以外のロンドンでの観光や展示会も計画していることも、全体の消費額を押し上げているようだ。
ウェンブリー史上最多公演、経済効果は開幕前から顕在化
今回の12公演はウェンブリー・スタジアムで1年間に同一アーティストが行なう公演数として史上最多となる。その波及効果は開幕前からすでに表れており、コンサートが都市経済に与える影響の大きさが改めて浮き彫りになっている。












