「正午までならばウソをついていい」4月1日エイプリルフールは、海外企業が「本気でお客様を騙す」行為に取り組む日。
何ヵ月も前から策を練ってCMやウェブサイトまで制作する、いわゆる「ガチ」な企業がいっぱい。
H&M「マーク・ザッカーバーグとのコラボライン」
ストリートファッションブランドのH&Mは、常にグレーTシャツ×ジーンズという装いをしているフェイスブックCEOのマーク・ザッカーバーグとのコラボラインを”発表”。コレクションの中身はもちろん、ジーンズとグレーTシャツのみ。H&Mはこのエイプリルフールのために特設サイトまで作った。
T-Mobile「ハンズフリーの新製品」
通信サービス会社のT-モバイルが”発表”したのは、ハンズフリーでスマホを使える「ビンジ・オン・アップ」。CMではライバル他社の名前まで出して「AT&Tやベライゾンと契約しているとバカみたいにスマホを手で持たなくてはいけない」と言い、頭に装着してハンズフリーでスマホが見られる”新製品”を提案。おバカすぎるCMに笑いが止まらない。
National Geographic「動物のヌード廃止」
動物や自然をテーマにしたナショナルジオグラフィック誌は2016年の4月1日に、「ナショナルジオグラフィック、動物のヌード写真の掲載を廃止へ」という記事を掲載。「洋服を着ていない写真を掲載して動物の尊厳を傷つける行為をやめます」と”公式声明”まで発表した。
Burger King 「左利き用のハンバーガー」
米バーガーキングはエイプリルフールのためにUSA TODAY紙に広告を掲載。人気商品「ワッパー」を左利きの人専用に新開発したと”発表”し、全面広告を使って「グリップ感をアップして味を楽しめるよう、バーガーを180度回転させました」などのワケの分からない説明で楽しませた。
Starbucks「カップに新サイズ登場」
米スターバックスは自社サイトを通して、特大サイズの「プレンタ」と極小サイズの「マイクラ」の展開を”発表”。両サイズのカップを使う人々の写真を掲載し、「コーヒーの量がもっと多い方がいい、もっと少ない方がいい、そんなお客様のニーズに応えます」と大真面目に語った。
Metro 「食べられる新聞」
イギリスのMetro紙は、「食べられるMetro」という記事をエイプリルフールに掲載。記事には電車でMetro紙にかじりつく男女の写真が掲載され、イギリス人シェフであるヘストン・ブルーメンソールからのコメントまで登場。「読んだあとに食べられる唯一の新聞です」と説明されたこの新聞のジョークは、映画『チャーリーとチョコレート工場』から着想を得たという。
Bathstore 「垂直お風呂」
バスルーム設備の販売をおこなっているバスストアが”発表”したのは、シャワーを浴びながらお風呂にも入れるという垂直お風呂。シャワーを浴びている間にだんだん室内にお湯がたまっていってお風呂になるというシステムをご丁寧にも1~7のステップで紹介しており、「間違ってドアを開けないように」という記述も。
ハリウッドパーク 「シカゴへようこそ」
ロサンゼルス国際空港のすぐ近くに位置するハリウッドパークのスタッフがイタズラをしかけた相手は、空港に降り立つトラベラーたち。飛行機がロサンゼルス空港に降下中に見える位置に、「シカゴへようこそ!」と描かれた80メートル以上のバナーを設置。多くのトラベラーに「えぇ!?」と言わせた。
Virgin Group「冥王星を買いました」
バージン・グループのCEOリチャード・ブランソンが、冥王星を購入したと”発表”。グループの公式サイトにて「購入額は非公開」としながら、5年後には人間が住めるよう開拓すると明かした。総資産が5,000億円を超え宇宙事業にも乗り出している彼ならばやりかねない話だけに、おもしろい。
BBC「飛べるペンギン」
ガチのエイプリルフール番組を作らせたら横に出る者はいないと言われるのが、イギリスの国営放送であるBBC。多くの名作ドキュメンタリーを生んでいるという自信を活かし、たびたび、嘘のドキュメンタリーを制作。しかもそれをテレビで放送して全国民を騙している。最も有名なのは1957年の「木からなるスパゲッティ」と、こちらの「飛べるペンギン」。