現地時間の2月4日、2016年版「世界で最も稼ぐセレブ」1位のシンガー、テイラー・スウィフトがアメフトの祭典スーバーボウルの前夜祭に登場。そこでテイラーは、なんと今回のショーが2017年最初で最後のショーになる予定だと発表した。
あの曲のカバーも披露
約9,000人の観客を前にテイラーは、「みんな世界中から、アメフトを観に来ているのよね。でも、今夜は先にいくつかの曲を演奏してもいいかしら?」と問いかけると、最新アルバム『1989』より「ニュー・ロマンティックス」をパフォーマンスした。
その後「22」や「ブランク・スペース」などを披露したあと、「みんな、ゼインが出てくるって思わないで欲しいの。だって彼が来ることは絶対にないから。たくさんの人が(写真を撮ろうと)携帯を出したのが見えたんだけど、今日ここに来るのは私だけなの。ごめんね」と前置きした後で、元ワン・ダイレクションのゼインとコラボした話題曲「アイ・ドント・ワナ・リヴ・フォーエバー」を、初パフォーマンス。
テイラーによるアコースティックバージョンでの演奏に、ファンは大盛り上がりだった。
テイラーもその時の様子を、「『アイ・ドン・ワナ・リヴ・フォーエバー』を今夜初めてプレイしたわ。素晴らしい時間だった。みんなあなたのことを恋しがってたわ、ゼイン。でもみんな大きな声で一緒に歌ってくれたの!」と、自身のインスタグラムにコメント。初パフォーマンスの成功をゼインに伝えた。
そのほか、テイラーは昨年カントリー・バンドのリトル・ビッグ・タウンに提供した楽曲「ベター・マン」のカバーも初披露。「私が書いた曲を誰か別の人が歌っているのをラジオで聴くのは、どんな気分なのか知らなかったの。でも、最高だった」と、楽曲提供の喜びを明かした。
2017年のショーはこれが最初で最後?
そんなパフォーマンスのなかで、テイラーから驚きの告白が。なんと、今年テイラーが行うショーは、今回のスーパーボウルの前夜祭のショーだけだという。
「私が知る限り、2017年のショーは1回だけよ。そして、私が知る限りでは、これがその1回なの。何が言いたいかっていうと、今夜ここに来たあなたは、私の今年のツアー日程全部に参加したってこと。だから、ありがとう!」
まさかの事実に、会場にいたラッキーなファンもびっくり。一方でその場にいなかったファンは、SNSなどで「やだ!」「信じたくない」とコメントしており、ショックを受けている。
「休息が必要」
昨年は、「休息が必要」とNME誌に語り、これまで2年ごとに行ってきたアルバムのリリースもせず、オフを楽しんでいたテイラー。しかし、私生活では約1年交際した人気DJカルヴィン・ハリスとの破局や、ラッパーのカニエ・ウェストとの「フェイマス」の歌詞をめぐるバトルなど、オフとはいえ、決して平穏と言えるものではなかった。
そんななかテイラーは今回、インスタグラムにアップした「ベター・マン」のパフォーマンスの感想で、同楽曲のなかから「私がした一番勇敢だったことは…逃げること」という歌詞を引用。テイラーにとっては、まだツアーなどよりも、休息が必要ということなのかもしれない。
ただしテイラーは「2017年のショーは1回だけ」と宣言した時に、「私が知る限りでは」を二度も繰り返して含みをもたせていたので、今後予定が変わり何かが決定する可能性はゼロではない?
テイラーがスーパーボウルの前夜祭でパフォーマンスした曲はこちら。
スーパーボウル前夜祭セットリスト
- ニュー・ロマンティックス
- 22
- ブランク・スペース
- アイ・ニュー・ユー・ワー・トラブル
- スタイル
- アイ・ドント・ワナ・リヴ・フォーエバー
- ユー・ビロング・ウィズ・ミー
- ディス・イズ・ホワット・ユー・ケイム・フォー
- ベター・マン
- レッド
- ウィー・アー・ネヴァー・エヴァー・ゲッティング・バック・トゥゲザー
- ラヴ・ストーリー
- オール・トゥー・ウェル
- エンチャンテッド/ワイルデスト・ドリームス
- バッド・ブラッド
- アウト・オブ・ザ・ウッズ
- シェイク・イット・オフ