映画『トロール』の主題歌「キャント・ストップ・ザ・フィーリング!」でアカデミー賞に初ノミネートされたばかりの大人気シンガーで俳優のジャスティン・ティンバーレイク。そんな彼が14年以上の年月を経て、2002年に所属していた人気グループ、イン・シンクを離れた理由について語った。
ボーイズグループ、イン・シンクのメンバーとして1995年に歌手デビューしたジャスティン。イン・シンクは90年代のポップアイドル・ブームに乗り「バイ・バイ・バイ」や「ポップ」などのヒット曲を量産したが、2002年に活動を休止。
同年、ジャスティンはソロ活動を開始し、デビューアルバム『ジャスティファイド』がアメリカだけでも300万枚のセールスを記録するなど、ソロシンガーとしてのキャリアを順調に積んでいった。
「音楽を大切にしたかった」
そんなジャスティンが、イン・シンクを離れてソロ活動を始めた理由を、米エンターテインメントサイトThe Hollywood Reporterに語った。
「僕たちは結成後スタジアムツアーをやって、瞬く間に有名になった。いろんなことが大きすぎると感じたよ。初めは雪合戦で遊んでいたはずが、どんどん雪崩が押し寄せてくるような感覚で。それから、自分の中にこんな考えも芽生え始めた。僕は他のメンバーよりも音楽を大事にしていた。違う音楽もあるし、作ってみたいっていうか。自分の気持ちに従う必要があったんだ」。
グループでは自分1人の好みを押し通せないという判断だったのだろうか。
ジャスティンは、ソロ活動を始めた際、以前から大好きだったマイケル・ジャクソンから影響を受けたと言われる曲「クライ・ミー・ア・リヴァー」を発表。ジャズ/ブルース系の曲調で、グループにいた時とは違う一面を見せてアイドルから本格派アーティストへの脱却を果たした。
そんないきさつがありながら、イン・シンクは解散しておらず、メンバーが不仲というわけでもない。昨年、メンバーJC・シャゼイの40歳の誕生日には5人全員が勢揃いした。この様子をジャスティンはインスタグラムに掲載している。
2013年にはMTVビデオミュージックアワードにて一夜限りの再結成を果たしてスペシャル・メドレーを披露したイン・シンク。ファンからはグループの再活動を願うコメントが寄せられている。