【フロントロウ編集部】

 トランプ新政権誕生で、アメリカのセレブたちが「女性のマーチ」などで抗議活動をしている姿が目立つ。そんななか、最近あまり政治的発言をしていないオスカー俳優マット ・デイモンにオンラインサイトE! NEWSの記者が「どうして政界に進出しないのか?」と 直球で質問。

 これに対しマットは、「僕には映画があるから」とあっさり否定した。また 「リアリティーショーみたいなヤツとは違う」と、暗にトランプ大統領を皮肉った。

マット・デイモン water.org

Photo: スプラッシュ/ニュースコム

過去には政治的な発言が多かったマットだが?

 この質問はサンダンス映画祭に参加していたマットに投げかけられたもの。マットは今回、「Water.org」の共同設立者として、ベルギーのビール会社ステラ・アルトワ社との プロモーションのために出席していた。

 「Water.org」は、発展途上国に安全な水を供給するために発足した国際NPO団体。「水と公衆衛生の問題解決なしでは、貧困はなくせない」とするマットとエンジニアのゲイリ ー・ホワイト氏によって設立された。

マット・デイモン water.org

 インタビューの中で、いかに先進国アメリカが恵まれているか、きれいな水に囲まれて生活しているかを熱弁していたマットに、記者が「だったら政界に進出しては?」と不意打ち。マットは笑いながら「考えてないよ。映画があるから」とサラリ。彼には、政治家 になるというような野心はない様子。

 以前は<オバマ前大統領を支持し、彼の当選をサポートしたマットだったが、その後は他国でのドローン攻撃や米国家安全保障局による国民に対する監視プログラムを原因に「オバマ大統領には失望した」と表明。政治に関わる発言や活動は少なくなっていた。

 トランプ新大統領の誕生でハリウッドも騒がしくなっているが、マットは自身にできる慈善活動に夢中なよう。

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