【フロントロウ編集部】
先週、人気ドラマ『The OC』の女優ミーシャ・バートンが精神鑑定を受けるため病院へ搬送されたという報道が。それから2日後、ミーシャ本人が、入院した原因は欧米で問題となっている「デートレイプドラッグ」が原因であったことを告白した。
精神鑑定のために病院に搬送
ミーシャは先週の水曜日(1月25日)、自宅の裏庭でふらふらと歩きまわる、大声でわめくなどの奇妙な行動をとっていたため、友人や近隣住民が警察に通報。ミーシャの同意のうえで病院に搬送されたと伝えられていた。
その後、ミーシャは無事に退院。自分の奇行は何者かに盛られた薬が原因であったことを米People誌に告白した。
薬を盛られたことが原因
25日の夕方から、友人グループと共に自分の誕生日のお祝いに出かけていたというミーシャ。本来なら楽しい夜になるはずが、「お酒を飲んでいたら、何か変だって気づいたの。私はおかしな行動をとり始めて、それから数時間の間、ますますひどくなっていったわ」と、自分の異変に気付いたという。
そのためミーシャは、「自ら専門家に助けを求めたの」と、病院へ向かうことを決意。病院での検査の結果、「GHB(ガンマヒドロキシ酪酸)」という意識を失わせる薬を盛られていたことが明らかになった。
一晩を病院で過ごした後、ミーシャは退院。現在は体調などにまったく問題はないそうで、病院の関係者への感謝とともに、「これは全ての女性への教訓よ、自分の周りにいる人に気をつけて」と、注意を促している。
ミーシャは薬を盛った犯人などについては言及していないため、なぜ薬を盛られたのか、犯人が特定されているのかどうかなどについては明らかになっていない。
デートレイプドラッグ
欧米では、近年「デートレイプドラッグ」が大きな問題に。これは、性的暴行などを目的にお酒などに混ぜられる薬のことで、今回ミーシャが飲まされたという「GHB」も、代表的な「デートレイプドラッグ」の1つ。飲まされた人は意識を失い、その間に暴行される、という被害が男女問わず相次いでいる。
においや色もないため飲み物に混入されていても気づくことが出来ず、「知らない人から飲み物は受け取らない」「たとえトイレにいくときであっても常に自分の飲み物からは目を離さない」といった対策を自分でとるしかないというのが現状。
そのため海外では、ドラッグが混入したお酒に指を浸した際に色が変化するマニキュアや、ドラッグが入った液体を垂らすと色が変わるコースターの開発など、被害を未然に防ぐための努力が進められている。