ことの発端となったのは、ある一般人男性が「ベラ・ソーンはすごくホットで美しくてセクシーで完璧だけど、脚の毛を剃るべきだ!」と、毛の処理をしていないベラの脚のクローズアップ写真を晒しながらツイートしたこと。
これに対し、ベラ本人は「ハハハ、絶対剃らないわ」と軽くあしらうようにコメント。
しかし、彼女のフォロワーたちは、この男性の女性を辱めるような行為に対して、黙ってはいなかった。
「女性は脚の毛を剃るべき」という主張は男女差別? 女性たちから非難が殺到
その後、この男性のツイートには、フェミニスト魂に火がついた女性ユーザーたちからのこんなコメントが殺到。
「なんでベラが脚の毛を剃らなきゃいけないの? 彼女が自分の身体をどう扱おうと、アナタの知ったことじゃないじゃない」
「男性がどう思うかを気にして、ベラが毛の処理をする必要なんてないと思うけど」
「何を言ってるの? 女性の身体は男性を楽しませるためだけに存在しているわけじゃないのよ」
「男性はすね毛を剃らなくても何も言われないのに、女性は剃らなくちゃいけないなんて不公平よ」
これに対し、男性は「毛深い女性の脚を触りたいと思うヤツなんていないと思う」などと反論したものの、女性たちからの批判はしばらく止むことはなかった。
今回の件で関心したのは、彼女たちの主張に混じって男性たちからも女性たちの声を擁護するコメントが相次いでいたこと。
男性たちからのコメントには、以下のように、「女性のありのままの姿を受け入れよう」と諭すのものも含まれていた。
「別にすね毛が生えてたって彼女の美しさに変わりはない」
「女性に対して身体をどうこうしろって言うのはクールじゃないぜ、ブラザー」
先日お伝えした、シンガーのマドンナによる女性に対する不平等な現実についてのスピーチの記事でも解説したように、男女平等な社会を目指すうえで避けては通れないダブルスタンダード(二重基準)という大きな壁の存在が、今回のベラへのツイートを発端に論争となった「女性の脚の毛の処理問題」でも浮彫りになったようだ。