世界的に有名なヒルトン・ホテルの創業者コンラッド・ヒルトンのひ孫として生まれ、リアリティスターとして人気を得たパリス・ヒルトン。現在、DJや香水のプロデュースなど幅広く活躍している彼女は、もう「リアリティスター」とは呼ばれたくないんだそう。
リアリティスターとして人気に
2003年から放送していたリアリティ番組『シンプル・ライフ』に、シンガーのライオネル・リッチーの娘、ニコール・リッチーと共に出演していたパリス。お嬢様育ちのパリスとニコールが庶民の仕事や生活を体験する同番組は、2人の突拍子もない言動が視聴者に受け、高視聴率を獲得した。
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そんな彼女だけれど、「リアリティスター」の代わりに呼ばれたい肩書きがあるという。
ビジネスウーマンと呼ばれたい
今年、プロデュース20本目となる香水「ゴールド・ラッシュ」を発売するなど、実業家としても活躍中のパリスは、「ビジネスウーマンとして皆に自分のことを知ってもらいたい」と、米Harper’s Bazaar誌のインタヴューで明かしている。
パリスは、これまでの「リアリティスター」という肩書きを気に入っていないようで、「リアリティスターとして知られるのはイヤなの。その言葉の響きは好きじゃないわ」とコメント。
その理由について、「私はあの頃よりもずっと成長したの。今私が集中して取り組んでいるのは、自分の帝国やブランドよ。リアリティスターみたいな生活じゃなくってね」と、現在はリアリティスターとして私生活に注目を集めてお金を集めるのではなく、主に自分のブランドなどを通してお金を稼いでいるからだと説明した。
また、「自分自身が楽しむことやバケーションよりも、仕事に費やしている時間の方が多いのよ」とも語り、ビジネスへの熱意をうかがわせている。
DJがブームになると分かっていた
また、パリスは過去の自分自身について、「10代でNYに引っ越してきたとき、私はいつでもパーティをしていた」と、その生活ぶりを認めたうえで、「でも今は、みんな私のことを賢いと思ってくれているわ。だって私はそれを、とても大きな利益をあげるビジネスにつなげているから」と、今はそんなパーティすらもビジネスにしていることを強調。
さらにパリスは自分自身を、DJを呼んで行うイベントでお金を稼いだ第一人者だと語り、「今じゃDJは(フェスなどの)ヘッドライナーで、何百万ドルも稼いでる。彼ら自体がアトラクションなの。実際にこうなる前から、そうなるって分かっていたわ」と、現在のDJブームを予見していたと語った。
昔に比べれば、お騒がせセレブとして注目されることが少なくなったパリスだけれど、いまだにそのイメージが根強く残っていることは確か。そんな「リアリティスター」から脱却し、「ビジネスウーマン」と呼ばれる日は来るのだろうか?
Text & Photo: フロントロウ編集部(FRONTROW)/ Megumi Kuga、スプラッシュ/アフロ、ニュースコム、Instagram/Paris Hilton