シンガーのアヴリル・ラヴィーンが、SNSサイト、フェイスブック(Facebook)の創設者で2016年の「世界の億万長者ランキング」6位(※)にもランクインしている若手実業家のマーク・ザッカーバーグに腹を立てているようだ。
※米フォーブス誌発表
若くして成功しているマークは彼の成功までの道のりを題材にした2010年公開の映画『ソーシャル・ネットワーク』が制作されたことでも話題に。
ことの発端となったのは、マークがフェイスブック社が新しく開発した人工知能アプリ「Jarvis(ジャーヴィス)」のプロモーション動画。
マーク自身も出演するこの動画の中で、彼がアヴリルの元夫チャド・クルーガーがボーカルを務めるロックバンド、ニッケルバックの音楽を馬鹿にするようなフレーズを口にしたことがアヴリルの怒りに触れてしまった。
2013年に結婚し、そのわずか2年後に離婚したものの、その後も友人として、音楽仲間として良い関係を築いている。
問題の動画&アヴリルの怒りのメッセージとは?
アヴリルを怒らせる原因となったのはこの動画。
人工知能のジャーヴィスとの会話を通して、「このアプリではこんなことができる!」と説明しているこの動画は、カリフォルニア州のパロ・アルトにあるマークの自宅で妻や娘、両親なども参加して撮影されたもの。
ちなみにジャーヴィスの声を演じているのは、2004年『ミリオンダラー・ベイビー』でアカデミー助演男優賞を受賞したベテラン俳優のモーガン・フリーマンだ。
動画の中盤でマークはジャーヴィスに「ニッケルバックの良い曲を流してくれよ!」と依頼、するとジャーヴィスは「悪いけど、ニッケルバックには良い曲なんてないから流せないよ」と答える場面が登場する。
マークとしてはほんのジョークのつもりだったようだけれど、これにアヴリルはイラっときたようで、自身のSNSでマークに宛てたこんなメッセージを公開した。
親愛なる マークへ
たくさんの人があなたが作った商品を使っているけど、それを気に入っている人もいれば、気に入っていない人だっているわよね。
あなたの音楽の好みは自由だけど、ニッケルバックに関するジョークはセンスが無さすぎるわ。
今の社会では、あなたみたいに影響力のある人が発言する場合には、いじめを助長したりすることが無いようにもっと自分の発言に責任を持つべきよ。
#いじめにノーと言おう #そのジョークはもう古い #ニッケルバックは5,000万枚以上のアルバムセールスを記録している
Xx
AL(※)
※アヴリルのイニシャル
ささいなジョークとはいえ、元夫チャドをミュージシャンとして尊敬しているアヴリルだけに、黙ってはいられなかったよう。
彼女のこのメッセージに対し、今のところマークからの返信はなく、ネタにされた当人であるチャドやバンドからのコメントもない。