日本でも今月から公開される映画『ハリー・ポッター』シリーズのスピンオフ作品『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』(以下『ファンタビ』)。
全部で5部作になる可能性が発表された同シリーズの続編に、俳優のジョニー・デップが出演することが決定したと先日フロンロウでもお伝えしたが、今週になり、以前からウワサされていたダンブルドアの登場が明らかになったほか、ジョニーが演じる役どころも明らかになった。
ダンブルドアの若き日が描かれる!
『ハリー・ポッター』シリーズでは主人公のハリーたちが通うホグワーツ魔法魔術学校の校長先生として描かれていた、アルバス・ダンブルドア。
映画『ハリー・ポッター』シリーズでは、第1作目の『賢者の石』、第2作目の『秘密の部屋』では俳優のリチャード・ハリスによって演じられたが2002年に亡くなったため、第3作目の『アズカバンの囚人』以降は俳優のマイケル・ガンボンが演じた。
シリーズの原作者であるJ・K・ローリングが「シリーズで最もお気に入りのキャラクター」と言うほど愛着を持っている彼の若き日の様子が、『ファンタビ』シリーズの第2作目から描かれることになる。
現在のところ、誰がダンブルドアを演じるのかは明らかにされていないが、人気キャラクターのカムバックに世間からは喜びの声が上がっている。
ジョニーが演じるのは重要な役どころ
ジョニーの出演が明らかになって以来、ファンたちの間で「もしかしたら、あの役を演じるのでは?」とウワサになっていたのが、若き日のダンブルドアの親友、ゲラート・グリンデルバルド。
原作では「若き日のグリンデルバルドは金髪に『陽気で奔放』な顔をしていた」と表現されている。ジョニーも役作りで金髪に?
今週になり、同シリーズを手がけるデヴィッド・イェーツ監督が『ハリー・ポッター』シリーズのファンサイト、ザ・リーキー・コールドロンとのインタヴューの中で、このウワサが本当であることを認めた。
グリンデルバルドは、闇の魔法使いの中でヴォルデモート卿の次に強力であると言われた者。
映画『ハリー・ポッターと死の秘宝』にも登場しており、若き日の彼を映画『トワイライト』の俳優ジェイミー・キャンベル・バウアー(左)が、老年期を映画『チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密』のマイケル・バーン(右)が演じている。
ダンブルドアとは、お互いが若い頃に出会い、友人として深い関係を築くことになるが、のちに最大の敵同士となってしまう。
グリンデルバルドはダンブルドアの恋の相手
シリーズの原作者であるJ・K・ローリングは、2007年のインタヴューでダンブルドアが実は同性愛者であることを明かしている。
「私の頭のなかでは、ダンブルドアはずっとゲイとして描かれてきたわ。ダンブルドアはグリンデルバルドに恋をしてしまうの。でも、グリンデルバルドが本性を現したとき、その想いは恐怖に変わるわ。恋はダンブルドアを盲目にしてしまうのよ」
―2007年にニューヨークで行われた小説「ハリー・ポッターと死の秘宝」イベントでのコメント
この時のコメントにもあるように、ジョニーが演じるグリンデルバルドは、ダンブルドアが思いを寄せる相手であり、若き日のダンブルドアの運命に大きな影響を及ぼす存在。
『ファンタビ』の続編では、親友同士(ダンブルドアにとっては恋心を抱く相手でもある)のせつないバトルが描かれることが予想されている。
11月23日には第1作目となる『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』の日本公開に合わせ、主演のエディ・レッドメインやデヴィッド・イェーツ監督らも来日。東京・丸の内ピカデリーで初日舞台挨拶に登場する予定(詳しくはコチラ)。
公開前からすでに続編までもが話題の同シリーズ、絶対に見逃せない!