キムが絶大な信頼を寄せる、この屈強なボディガード男性の名前はパスカル・ドゥヴィエー。
不運なことに彼は、事件当夜、パリ市内のナイトクラブで行われたイベントに出席したキムの姉妹たちを警護するため、現場となったキムの滞在先ホテルには居なかった。
犯人たちがキムの両手足を縛り、口をガムテープで塞いでバスルームに監禁し、室内を物色していた6分間に、異変に気づいたキムの友人からのSOSの電話を受けたパスカルは全力で現場へと向かったものの、彼が到着したときにはすでに犯人たちの姿は無かった。
事件後、偶然とはいえ当時現場に居なかったことでキムを危険な目に遭わせてしまったパスカルに対し、世間では「なぜその場に居なかったんだ?」、「もしかして共犯なんじゃないのか?」と責めたり、あらぬ疑いをかける声も…。
英Daily Mailのインタビューでパスカルは事件についてこう怒りを滲ませ、犯人たちに対してメッセージを送った。
今回のパリでの事件は私がこれまで見たり聞いたりした事の中で、最も不快な事件だった。
私たちは犯人に関する手がかりを掴んでいる。必ずお前らを見つけてやる。
お前たちは、手を出す相手を間違えたようだな。
2014年からキムと夫でラッパーのカニエ・ウェストのボディガードを務めているパスカル。キムは彼をとても信頼していて、「彼には全く非が無いし、責めるようなことはしない」と話しているという。