Photo: スプラッシュ/アフロ、ニュースコム、kickstarter.com
1939年に公開され、今もなお世界中の人たちに愛されている映画『オズの魔法使い』。その劇中で主人公のドロシーが履いていた「赤い靴」(アメリカでは、ルビースリッパ)が、今ピンチに陥っている。
画像1: 『オズの魔法使い』でドロシーが履く「赤い靴」、修復費3,000万円を募集中!

 当初、赤い靴は複数制作されたが、現在4足の存在しか分かっておらず、そのうちの1足がアメリカのスミソニアン博物館で展示されている。ちなみに、4足のうち1足はレディー・ガガが所有し、もう1足はレオナルド・ディカプリオ、残りの1足は盗難にあい所在は不明。そんな歴史的な1足だが、80年近くも前に制作されたためもうボロボロで、今すぐ修復が必要な状況に。

画像2: 『オズの魔法使い』でドロシーが履く「赤い靴」、修復費3,000万円を募集中!

 ところが、新しい素材などは使わずキレイに修復し、特別な温度に保つ展示ケースを作るためには、約3,000万円(300,000ドル)も必要だと判明。その膨大な費用を捻出するため、スミソニアン博物館は、約3,000万円分の寄付を集めるプロジェクトを始動した。

画像3: 『オズの魔法使い』でドロシーが履く「赤い靴」、修復費3,000万円を募集中!

 寄付は1ドル(約100円)から可能で、10ドル以上寄付すると金額に応じて、赤い靴をモチーフにしたキュートな記念グッズなどがもらえる。50ドル(5,000円)以上でトートバッグ、75ドル(約7,500円)以上でTシャツ、そしてなんと7,000ドル(70万円)以上だと赤い靴のレプリカがプレゼント。

画像4: 『オズの魔法使い』でドロシーが履く「赤い靴」、修復費3,000万円を募集中!

 プロジェクトを開始して4日目を迎えた今日、フロントロウ編集部が確認したところ、4,323人が参加しており、すでに236,498ドル(約2,365万円)もの寄付が集められていた。

 世界に4足の貴重な赤い靴は、ファンのおかげでひとまずピンチを脱出できそうだ。

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