ドナルド・トランプ米大統領が冬眠中の熊の狩猟を許可して、セレブリティも反発する議論を呼んでいる。
アメリカではこれまで、子供と共に巣にいる狼を撃つ・わなにかける行為、航空機を使った熊の探索、冬眠中の熊の狩猟などの手法は禁じられていたが、このたびトランプ大統領がこういった規制を緩和するアラスカでの法案に署名した。
これに対して映画『キャプテン・アメリカ』の俳優クリス・エヴァンスは、「なぜこんな決断をしたのか、誰か理由を説明してくれ。マジメに言ってるんだ。本当に理解ができない」と困惑した様子でツイート。
公開中の映画『美女と野獣』で同性愛者のキャラクターであるル・フウを演じて話題を呼んでいる俳優のジョシュ・ギャッドも、「おかしくて悪いことだと思っていたことが現実に起こるような、混乱した世界で僕らは今生きているんだ」とツイートした。
新しい法案は動物保護団体からも批判を受けており、米国動物愛護協会のCEOウェイン・パセリは声明で、「今回の議会の決断は全米の動物愛好家を激怒させるでしょう。法案が可決されたことで、狼の一家は巣で殺され、熊は飛行機で追われ、鉄網の罠で何時間も苦しむことになるのです」と憤りをあらわにした。