大ヒットシリーズ映画『ワイルド・スピード』のヴィン・ディーゼルが、1作目から共演していた俳優のポール・ウォーカーの死を知った当時のことを振り返り、ポールの母親とのやりとりを初めて明かした。
画像: Photo: スプラッシュ/アフロ

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 4月28日に日本公開されるシリーズ8作目『ワイルド・スピード ICE BREAK』で初めてポールなしでの撮影をおこなったヴィンは、ラジオ番組『コンバーセイションズ・ウィズ・マリア』でまずそのことに触れた。

 「映画を作っているあいだ、毎日、毎シーン、毎秒、ポールの存在がそばにいた。ポールなしで映画を撮影するってことだけでなく、僕にとっては、『ポールのいない人生とは?』というレベルのことだったんだ」

 さらにヴィンは、シリーズ7作目を撮影していた2013年にポールが自動車事故で亡くなった直後にポールの母親に会った時のエピソードを初めて明かした。

 「あの悲劇の翌日、アトランタに飛びポールの母親の家に行って、『お悔やみ申し上げます。残念です。残念です』って言ったら、彼の母親に逆に『あなたの方こそ気の毒に』って言われたんだ。『なぜです?なぜあなたが僕にお悔やみを言うんです?』って聞いたら、『だってあなたは自分の半分を失ったんだから』って言われたよ」

 「ポールの母親は僕に気づかせてくれた。僕にとってどれだけ彼の死が大きな衝撃だったかってことを。生きている時はそういうこと考えないだろ。でも僕らはみんな、大切な人が存命している間にどれだけその人を愛しているかってことを十分伝えられていないんだ」と語った。

 一方、1作目からポールやヴィンと共演して彼らを兄と慕ってきた女優のミシェル・ロドリゲスも最新作のLAプレミアでポールのいない撮影についてE!Newsにこう明かした。

 「簡単ではなかったわ。でもポールの不在こそ、今作がよりダークな作品になった大きな要因だったと思う」

 8作目『ワイルド・スピード ICE BREAK』ではヴィン演じるドミニク役の裏切りで「ファミリー」の強固な絆が崩れていくさまが描かれる。日本公開は4月28日。

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