「;(セミコロン)」のタトゥー
『13の理由』は、突然命を絶ったクラスメイトのハンナ・ベイカーが残したカセットテープをもとに、彼女が自殺した13の理由を探っていくという内容で、いじめや自傷など若者が直面する悩みをリアルに描いていることで話題になっている。
そんなドラマでプロデューサーを務めたセレーナは、今週、インスタグラムのストーリー機能を使って、ジェシカ役のアリーシャ・ボーとライアン役のトミー・ドーフマンと一緒におそろいのタトゥーを入れたことを報告。手首に「;(セミコロン)」のマークのタトゥーをゲットした。
タトゥーに込められた意味
実は近年、海外では「プロジェクト・セミコロン」という、鬱や依存症、自傷や自殺と戦う人々を支援するためにセミコロンのマークをタトゥーとして入れる動きが広がりを見せており、セレーナたちのタトゥーも、この活動への参加のために入れられたもの。
なぜセミコロンなのか? その理由を、活動の創始者であるエイミー・ブリューエルはPeople誌にこう語っている。「セミコロンは、著者が文章を終わらせないことを選ぶときに使う記号です。あなたは著者であり、文章は人生です。あなたは文章(人生)を続けることを選ぶことが出来るのです」。
つまり、自殺などをして人生を終わらせるのではなく、それまでの人生にいったんセミコロンで区切りをつけて、新しい人生を始めようというメッセージが込められている。
また、ライアン役のトミーはタトゥーを入れたことを報告するとともに、自身も10代の頃に鬱や依存症に苦しんでいたことを告白。同じように苦しんでいる人たちに向けて、周りの人に助けを求めるようにと呼びかけた。
衝撃的な内容と、メッセージの深さから大きな話題を呼んでいるドラマ『13の理由』は、Netflixにて配信中。