ラッパーのカニエ・ウェストがまた新たなバトルの渦中にいる。
今回カニエがケンカしている相手は、ラッパーのキッド・カディ。彼は2008年にカニエのレーベルと契約したアーティストで、数年後に去るまでは、レーベル期待の新人として活動していた
キッドは水曜日(9月14日)に連投ツイートを行い、「(音楽チャートの)トップ5とか言って、本当は30人くらいに曲を作ってもらっているのに」と、一部ラッパーが自分で自分の曲を作っていない説に言及。
そしてそのアーティストとして、「カニエやドレイクとか」と、カニエの名前を出した。
これに対し、カニエは激怒。一度は部下だったラッパーの裏切りを痛烈に批判した。
キッドのツイートが投稿された同日にフロリダ州で公演があったカニエは、曲の合間にわざわざ時間を取り、自身を「神」と呼んで、こう怒りをぶちまけた。
「マジで傷ついているよ。見下されたかのような気持ちだ。キッド・カディ、俺らはこの人種差別的な世の中にいる2人の黒人男性なのに…。俺はお前に言われる前から標的にされてるよ。なんで俺にたてついてくるんだ?」
「キッド・カディ、俺の名前を口にすらするな。俺がお前を生んでやったんだよ」
「俺が誰と曲を作るべきかなんて指図するな。俺がドレイクと曲作りしてるから怒ってんのか?俺に誰と曲を作れなんて誰も指図しねぇよ。神を尊重しろ!」
キッドはツイートで「俺は自分に忠実じゃない相手にずっと忠誠を誓ってきた。でもそれも今日で終わりだ」「これまで忠誠心でまわりが見えていなかった」と語っており、大きな不満がたまっている様子。
そして最後には「これからは、音楽にすべてを語ってもらう」と投稿しているため、今後、カニエに宛てたディスソングが発表される可能性は極めて高い。