ラッパーのカニエ・ウェストがまた新たなバトルの渦中にいる。

 今回カニエがケンカしている相手は、ラッパーのキッド・カディ。彼は2008年にカニエのレーベルと契約したアーティストで、数年後に去るまでは、レーベル期待の新人として活動していた

画像: キッドとカニエ。2001年には先輩・後輩として親しく交流していたが。

キッドとカニエ。2001年には先輩・後輩として親しく交流していたが。

 キッドは水曜日(9月14日)に連投ツイートを行い、「(音楽チャートの)トップ5とか言って、本当は30人くらいに曲を作ってもらっているのに」と、一部ラッパーが自分で自分の曲を作っていない説に言及。

 そしてそのアーティストとして、「カニエやドレイクとか」と、カニエの名前を出した。

 これに対し、カニエは激怒。一度は部下だったラッパーの裏切りを痛烈に批判した。

 キッドのツイートが投稿された同日にフロリダ州で公演があったカニエは、曲の合間にわざわざ時間を取り、自身を「神」と呼んで、こう怒りをぶちまけた。

画像: カニエ・ウェスト、後輩キッド・カディにディスられ「俺がお前を生んでやった」と激怒

「マジで傷ついているよ。見下されたかのような気持ちだ。キッド・カディ、俺らはこの人種差別的な世の中にいる2人の黒人男性なのに…。俺はお前に言われる前から標的にされてるよ。なんで俺にたてついてくるんだ?」

「キッド・カディ、俺の名前を口にすらするな。俺がお前を生んでやったんだよ」

「俺が誰と曲を作るべきかなんて指図するな。俺がドレイクと曲作りしてるから怒ってんのか?俺に誰と曲を作れなんて誰も指図しねぇよ。神を尊重しろ!」

 キッドはツイートで「俺は自分に忠実じゃない相手にずっと忠誠を誓ってきた。でもそれも今日で終わりだ」「これまで忠誠心でまわりが見えていなかった」と語っており、大きな不満がたまっている様子。

画像: キッドは2010年にカニエがプロデュースした曲「オール・オブ・ザ・ライツ」に参加してグラミー賞を受賞している。

キッドは2010年にカニエがプロデュースした曲「オール・オブ・ザ・ライツ」に参加してグラミー賞を受賞している。

 そして最後には「これからは、音楽にすべてを語ってもらう」と投稿しているため、今後、カニエに宛てたディスソングが発表される可能性は極めて高い。

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