TV界で最も権威ある授賞式エミー賞で、女優のヴァネッサ・ハジェンズが受賞を逃したことに多くのファンが怒りの声を上げている。
ヴァネッサは今年1月31日にTVで生放送されたミュージカル番組『グリース:ライヴ』でベティ・リッゾ役を演じ、その演技力と歌声に高い評価があがっていた。
とくに放送前日に最愛の父を亡くしたのにそれでも生出演を続行した彼女の姿に、多くの視聴者が拍手喝采を送った。
しかし『グリース:ライヴ』は全体で5部門を制したものの、ヴァネッサは個人では受賞どころかノミネートさえなし。
放送を見てそれを知ったファンの間では納得がいかないという声が広がり、現在、「ヴァネッサ・ハジェンズのエミー賞はどこ? 前日にお父さんを亡くしたのにそれでも生でパフォーマンしたんだよ!」というフレーズをネット上にアップして抗議する活動が続いている。
エミー受賞は逃したものの、ヴァネッサにとっては、ファンの熱烈な応援を目のあたりにしたことは受賞と同じくらい価値のあることだったのでは。