毎年何かしらのゴシップを提供してくれる同イベントで、ステージ上で繰り広げられる豪華なパフォーマンスや受賞者たちのスピーチに加えて注目されるのは、会場に集まるセレブたちの様子。
そこで重要なのが、会場内でのセレブたちの席順。テレビカメラが彼らのリアルな表情をしっかりと捕らえてアワードを盛り上げるためには、どの位置にどのセレブが、誰と一緒に座るのかという点はとても大切になってくる。
では、この席順は一体どうやって決められているのだろうか?
これまであまり知られていなかった席順決めについて、同アワードを主催者する音楽チャンネルMTVの担当者が明かした情報から興味深い3つのポイントをまとめてみよう。
1. セレブたちが席順の希望を出す
主催者側の一存で決定するかと思われていた席順には、じつはセレブたちの希望が高い割合で反映されている。
アワードへの招待状が届くと、セレブたちは参加or不参加の回答とともに、近くに座りたいセレブの名前を挙げて返信。主催者側はこのリクエストを踏まえ、そのほかの様々な条件との折り合いをつけて、席順を整理していくことになる。
仲の良いセレブ同士が並んで座ることのメリットは、やっぱり、彼らの楽しそうな様子をカメラに収められること。
親友同士のリアーナとケイティ・ペリーが隣同士に座ってふざけ合ったり、他のアーティストのパフォーマンス中にテイラー・スウィフトがロードとノリノリで踊ったりしているシーンは視聴者たちからの反応も良い。
2011年のMTV VMAでビヨンセがパフォーマンス後に自分のお腹をさすって妊娠を明らかにした際に、彼女の夫でラッパーのジェイ・Zのすぐ隣に友人であるカニエ・ウェストが居て祝福していた印象的なシーンは、これらの席順決めがあったからこそ撮影できたものだと言われている。
2. セレブたちは決められた席順を無視することもある
本番前のリハーサル時にセレブたちは席順をチェック。もしも自分の希望が通らなかった場合、アワード中に勝手に席を移動して仲の良いセレブたちの近くに移動することも。
この場合、予定されていたカメラワークは白紙に戻るものの、セレブたちの動きに目を光らせているスタッフが即座にカメラマンに連絡し、臨機応変に対応する。
3. 「受賞が決まっているアーティストは通路側の席に座る」というのはウソ
以前から、「受賞が決まっているアーティストは発表後にすぐにステージに上がりやすいようステージ近くの通路側に座っているため、席順を見れば誰が受賞するのかがわかる」などという説がネット上で囁かれていたけれど、これについてはMTV担当者が否定。
基本的にセレブはみんなステージから近いエリアに配置されていて、そのエリア内からならどこからでも簡単に素早くステージに上がれるよう計算して通路が確保されている。
ちなみにMTV担当者が米ニュースサイトCosmopolitanに明かしたところによると、「一緒に座りたい」というリクエストが最も多いセレブはテイラー・スウィフト。今回のMTV VMAでは1作もノミネートされていないため、彼女は来場の予定は無い。
同イベントは、アメリカ現地時間の今週末日曜日(8月28日)にNYで開催。今年はどのセレブがどんな表情を見せてくれるのか、今から楽しみ!