グラミー賞受賞経験もある、人気シンガーのエド・シーランが盗作騒動に巻き込まれている。

 今週水曜日(6月8日)、ソングライターのマーティン・ハリントンとトム・レナードが、2015年にエドがリリースして大ヒットした名曲「フォトグラフ」が、彼らが作曲し2012年にリリースした楽曲に酷似しており、著作権侵害だとして約21億円(2千万ドル)の損害賠償を求める訴えを起こした。

画像: 【比較音源アリ】似てる?似てない?エド・シーランに盗作疑惑

 カリフォルニア州の裁判所に寄せられた訴訟文書の中で、ハリントン氏とレオナード氏は、エドの「フォトグラフ」には、2人が作曲し、イギリス出身のシンガーのマット・カードルが歌った「アメイジング」にメロディやピッチ、リズムなどにおいて39箇所もの類似点があると主張。

 現時点では、この件に関してエドや彼の所属レコード会社はコメントしていないものの、インターネット上では2つの楽曲を比較するビデオが作られるなど、「似てる!」、「いや、似てない!」と騒ぎになっている。

 エドの「フォトグラフ」とマット・カードルが歌う「アメイジング」を比較した動画がコチラ。

画像: Matt Cardle VS Ed Sheeran (Stolen?) - YouTube youtu.be

Matt Cardle VS Ed Sheeran (Stolen?) - YouTube

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 じつは、大ヒット曲を輩出したミュージシャンが訴訟を起こされるのは珍しくないこと。楽曲のヒットで大金を手にしたアーティストに便乗しようと、言いがかりをつけるケースもあれば、実際に訴えが認められて賠償金を支払うことになったケースもある。

 最近では、2013年にロビン・シックがファレルとのコラボでリリースして世界的なヒットを記録した「ブラード・ラインズ」が、ソウル・シンガーのマーヴィン・ゲイが1997年にリリースした楽曲「ガット・トゥ・ギブ・アップ」を無断で盗用したとして著作権侵害が認められ、ファレルのレーベルが今後の楽曲の著作権収入の50%をマーヴィンの遺族に支払うことを命じられて話題になった。

 今回のエドの盗作騒動がどのように収束へ向かうのか、今後に要注目だ。

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