カニエが自身の曲「フェイマス」で、「俺とテイラーはセックスするかもしれない。なぜって? 俺があのビッチをフェイマス(有名)にしてやったからだ」とラップし、世間から大バッシングを受けたのが今年1月。
カニエは歌詞についてテイラーから電話で承諾をもらったと主張したが、テイラー側は「俺があのビッチをフェイマスにしてやった」という部分は聞いていないと応戦。2月のグラミー賞では、「あなたの成功をおとしめたり、功績や名声を自分の手柄にしようとする人もいるでしょう」とスピーチし、カニエ批判を繰り広げた。
そんななかカニエの妻でありアメリカで最も稼ぐリアリティスターのキム・カーダシアンが、米GQ誌とのインタビューで、テイラーの主張を真っ向から否定。「彼女は被害者づらしたくて私の夫を批判した」と、痛烈に批判した。
まず、カニエが「フェイマス」の歌詞を電話で承諾を取ったということをテイラーが否定していることについては、「彼女は間違いなく承諾したわ」と発言。それどころか、テイラーは電話で、「グラミー賞のレッドカーペットで私が曲に反対していると思っているメディアに、『おかしな人たちね。この計画には私も参加していたのよ』って笑って言ってやるわ」と話したとも主張した。
さらにカニエがテイラーに電話した時の様子はカニエのアルバム制作風景を追っていたビデオカメラがとらえていたと明かし、それに対して「テイラー側が法的な手紙で、『その映像は絶対に使うな』と言って、映像を破棄するよう求めてきたのよ」とまで語った。
電話が録画されていたことがなぜテイラー側に分かったのかに疑問が残るが、GQ側からコメントを求められたテイラーの代理人は、「キムの発言の多くが間違っている」「彼女はカニエ・ウェストから言われたことを繰り返しているだけ」とコメント。テイラーが録画の事実を知っていたことも否定し、最後に、「テイラーはなぜ、カニエ・ウェストとキム・カーダシアンが自分のことを放っておいてくれないのか理解できないようです」と皮肉交じりの反撃をした。
お互いをウソつき呼ばわりする展開になっている、テイラーVSカニエのバトル。今回も言い合いは平行線だったため、今後も数ラウンド起きそうな予感。