ゼインが急遽出演を取りやめたのは、人気ラジオ局、キャピタルFM主催の「キャピタル・サマータイム・ボール」。ゼインのパフォーマンスは、アリアナ・グランデやニック・ジョナス、リトル・ミックスら19組もの豪華アーティストたちが出演した同イベントの目玉として予定されていた。
イベント開始30分前には、ゼインのイベント出演が待ちきれないファンたちの間で「#ZAYNatCapitalSTB(ゼイン・アット・キャピタル・サマータイム・ボール)」というハッシュタグがSNS上でトレンド入りするなど、パフォーマンスへの期待が最高潮に達するなか、ゼインは自身のツイッターとインスタグラムで「不安により同イベントへの出演を見合わせる」ことを明らかにし、謝罪した。
出演キャンセルについて謝罪するゼインのメッセージ全文訳がコチラ。
今日キャピタル・サマータイム・ボールでの僕のパフォーマンスを楽しみにしてくださっていた皆さん・・・
昨夜僕は、家族や友人、そしてイギリスのファンの皆さんの前に登場するために母国イギリスに到着しました。
しかし、不運なことに僕は、ここ数ヶ月間僕を悩ませてきたライヴパフォーマンスへの不安に負けてしまいました・・・インパクトのある一大イベントへの出演に、今までのキャリアでもっとも大きな不安に駆られてしまったのです。
どう謝っても足りないけれど、僕の登場を辛抱強く待ってくれた皆さんには、正直に本当のことを伝えたいと思いました。今日失望させてしまった皆さんに対して、いつか埋め合わせができるようベストを尽くすことを約束します。
僕と同様に不安に苦しむ人たちはきっと理解してくれることでしょう。そして、そうでない人たちも、どうか僕の状況を理解して頂きたいたいです。
これまでに披露したライヴパフォーマンスでは軒並み高評価を得ているゼイン。それだけに、完璧主義者で自分に対して失敗を許さない彼は、どうやら、母国イギリスのファンたちの前でも「何としてもパーフェクトなステージを見せなくてはならない」というプレッシャーに打ちのめされてしまったよう。
ゼインの告白に対し、ファンたちはもちろん落胆したものの、言いづらいことを正直に告白し、弱さをさらけ出した彼の決断を称賛する声が多く上がっている。
今回の謝罪文の中で、日頃から不安に駆られていたことを明らかにしたゼイン。ひと言で「不安」と言っても軽度のものから、ひどくなると精神障害に発展するものまで症状はさまざま。悪化することがないよう、無理せず、自分のペースで克服していって欲しい。