セレブのスタッフがセレブのプライベートな情報を明かしたら、一体いくらの罰金が待っているのか?

 多くのお抱えスタッフを雇っているセレブたちにとって、つねに舞台裏にいて色々なことを見聞きしているスタッフの口が堅いことはマスト。そこでセレブのスタッフが雇用時に必ず結ばされるのが、秘密保持契約。

 契約の内容はいたってシンプルで、「秘密をもらしたらいくら払う」と損害賠償が決められたもの。その額は絶対に口を割りたくなくなるほど高額でなくてはならないため、億クラスが一般的。

 例えば、何かとスキャンダルが多いラッパーのカニエ・ウェストとリアリティスターのキム・カーダシアンが決めている賠償額は、約11億円。最近、臨時で雇われたセキュリティスタッフがメディアに情報を流し、夫妻が男性を訴える用意があることを公式声明で明かしたため正確な額が発覚した。

画像: 夫妻は、セキュリティスタッフが情報の流出をやめなければ裁判に出ると主張している。

夫妻は、セキュリティスタッフが情報の流出をやめなければ裁判に出ると主張している。

 ちなみに、セレブと交流した一般人が秘密保持契約を結ばされることもあり、2013年にはシンガーのジャスティン・ビーバーが自宅で開いたパーティの参加者に結ばせた秘密保持契約書がTMZによって流出。その時は、約3.3億円の賠償額が設定されていた。

画像: つねに多くのスタッフに囲まれているジャスティン。彼らとも秘密保持契約を結んでいる。

つねに多くのスタッフに囲まれているジャスティン。彼らとも秘密保持契約を結んでいる。

 秘密保持契約には差止請求権が含まれていることも多く、これによって、暴露本などの出版も止めることができる。

 セレブの情報を売り買いしたがる人が多いハリウッド。最低限のプライバシーを守るためにも、秘密保持契約はセレブ界ではなくてはならないもの。

画像: 2008年には、女性ベビーシッターに秘密保持契約を破られた俳優のロブ・ロウが女性を提訴。こちらはその時の裁判資料。

2008年には、女性ベビーシッターに秘密保持契約を破られた俳優のロブ・ロウが女性を提訴。こちらはその時の裁判資料。

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