5月23日に女優のアンバー・ハードが俳優のジョニー・デップとの離婚を申請し、さらにその後アンバー側からDVの告発があったことから、予想以上の大騒動に発展しているアンバーとジョニーの離婚劇。
ここでは、これまでに分かっている事実をまとめる。
・5月23日 アンバーが離婚を申請
ジョニーの母が亡くなった2日後の5月23日に、アンバーが「和解し難い不和」を理由に離婚を申請。アンバーはジョニーから配偶者扶養費の支払いを求めた。同日、ジョニーは新作映画『アリス・イン・ワンダーランド2』のLAプレミアに1人で出席。
・5月25日 離婚が発覚し、ジョニー陣営も動く
離婚申請の2日後、世間にその事実が知られる。ジョニーは同日に弁護士を通して、配偶者扶養費の支払いの拒否を求める書類を裁判所に提出。
・5月26日 ジョニー陣営が初コメントを発表
ジョニーが広報を通して、離婚騒動について初コメント。そこには、早くも今後の展開を見越した文が盛り込まれていた。同日、ジョニーとアンバー双方の友人がTMZに異なる証言を展開。ジョニーの関係者はアンバーがジョニーの家族に嫌われていたと語り、アンバーの関係者は家族関係はまったく問題なかったと語った。
・5月27日 アンバーがDVを告発し、ジョニー側の弁護士がそれを批判 LA警察がDV騒動当日の捜 査報告をコメント
アンバーが裁判所に出廷し、ジョニーから長年DVを受けていたと主張。最近受けたDVの証拠とされる写真も公開し、裁判所に現れた時も目元のあざが目立った。裁判所はジョニーにアンバーへの接近禁止を命じたが、アンバーの求めた約500万円という生活費の仮支払は却下した。
同日にジョニーの弁護士が声明を出し、DVの主張を「早まって経済的な解決を得ようとしている」「離婚を申請したことによるネガティヴな報道を受けたため」と批判。ジョニー自身からDVについてのコメントは現時点ではない。さらにツイッターではアンバーを擁護する「#IStandWithAmber (私はアンバーを支持する)」がトレンド。
またこの日LA警察がアンバーがジョニーが暴れたとした日の捜査報告を発表し、「被害者は被害届の提出を求めず、被害届の提出が必要と見受けられる証拠の提示も被害者からなかった」とコメント。DVを疑わせる証拠があった場合は、アンバーの証言に関わらず捜査していたと説明した。
・5月29日 ジョニーの家族らが続々コメントするなか、ジョニー主演映画は失敗
前日からジョニーの共演者などからジョニーの人間性を擁護するコメントが続いていたなか、ジョニーの元パートナーであるヴァネッサ・パラディや娘のリリー・ローズ・デップがジョニーを擁護するコメントを発表。
同日に発表された映画の興行収入ランキングでは、『アリス・イン・ワンダーランド2』が公開週末で失敗に終わったことが発覚。『アリス~』の興行収入は1位の『X-MEN:アポカリプス』の半分にも届かず、約31億円。190億円近い予算がかけられた映画としては、良い結果ではない。