アリアナ・グランデのマンチェスター公演での爆発事件を受け、犠牲者への追悼としてアリアナの「ある曲」がイギリスのiTunesチャート1位に浮上している。

「ワン・ラスト・タイム」を1位に

 現地時間の5月22日、イギリスのマンチェスターで行われていたアリアナ・グランデの「デンジャラス・ウーマン・ツアー」公演の終了後、会場外で自爆テロ事件が発生。現時点で22名の死者が確認されている。

画像1: 「ワン・ラスト・タイム」を1位に

 この悲劇を受け、シンガーのケイティ・ペリーやセリーヌ・ディオンなどさまざまなセレブが自身の公演中に犠牲者への追悼を行う中、イギリスのアリアナファンたちも、追悼の意味を込めてある行動に出た。

 それは、2015年に発売されたアリアナの曲「ワン・ラスト・タイム」をチャートの1位にすること。

 事件が発生した日、会場では「ワン・ラスト・タイム」を会場全体で合唱しており、さらに「最後にもう一度だけ/あなたを家に送らせてほしいの/もう一度だけ/そうしたらあなたを自由にするから」という歌詞であることなどから、この曲がファンによって選ばれたよう。

画像2: 「ワン・ラスト・タイム」を1位に

 現在SNSでは、亡くなった人数が22名であることから、「22週間アリアナの『ワン・ラスト・タイム』を1位にしよう」という呼びかけが行われており、ファンの行動によって「ワン・ラスト・タイム」は現在イギリスiTunesチャートの1位を獲得。ラジオでも、追悼の意味を込めて「ワン・ラスト・タイム」が流されている。

 さらにYouTubeのアリアナ・グランデの公式チャンネルでは「ワン・ラスト・タイム」のMVの前にメッセージを表示。「私たちの思いは、マンチェスターの事件で被害を受けた犠牲者やその家族と共にあります」と、哀悼の意を表している。

画像: Ariana Grande - One Last Time (Official) www.youtube.com

Ariana Grande - One Last Time (Official)

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 アリアナは今回の事件を受けて、「デンジャラス・ウーマン・ツアー」を6月5日のスイス公演まで中止することを決定。8月12日と13日に行われる日本公演は、スケジュール通り開催される予定だと発表した。

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