2014年以降、新作映画出演の予定はなし
コメディ映画『マスク』(1994年公開)で一躍ブレイクし、『メリーに首ったけ』(1998年公開)、『チャーリーズ・エンジェルズ』(2000年公開)シリーズほかヒット作に数多く主演するなど、ずっとセレブ界の第一線をひた走ってきた女優のキャメロン・ディアス。
「ハリウッドのAリスト女優といえば?」と質問したら、今でも誰もが彼女の名前を挙げるほど、スターの代名詞的存在の彼女は、毎年発表される米経済誌フォーブスの「最も稼ぐ女優ランキング」の常連で、2012年には約37億円を稼ぎ出して堂々の2位に輝いたことも。
そんな彼女だが、実は、2014年に米公開の映画『ANNIE/アニー』への出演を最後に4年近くも新作に出演していない。ここ数年の間に自身のライフスタイルについて書いた書籍を2冊発売し、ベストセラーを記録しているものの、女優業は実質、“開店休業中“のような状態だ。
久々に公の場に登場
そんなキャメロンが、女優のグウィネス・パルトロウが運営するライフスタイル・ニュースレター「GOOP(グープ)」の購読者向けイベントに登場し、久々に公の場へ。
モデルのミランダ・カー、リアリティスターでデザイナーのニコール・リッチー、ファッションデザイナーのトリ―・バーチとともにトークショーに出演した。
この日、コットン素材の白いワイドスリーブトップスにデニムを合わせた爽やか装いにトレードマークの鮮やかなレッドリップを合わたキャメロンは、始終、健康的で幸せそうな様子。出演者やファンと和やかに交流し、元気な姿を見せていた。
3年以上も女優業から遠のいている理由
トークショーの中で、キャメロンは、ここ数年間女優業から遠のいている理由に言及。
1990年代のブレイク以来、20年以上ものあいだ映画の撮影現場と自宅を行き来するだけの毎日だったと告白し、「自分が誰なのかもわからない状態になってしまったの」と打ち明けた。
キャメロンは、「そんな状況と向き合うのはとても苦しくて、もう一度自分自身の人格を見つめなおして“完全になった“と感じる必要があったの」と、ここ数年は意図的に仕事をセーブし、ブランクを置いていることを明かした。
夫との生活も影響
この日、司会を務めたグウィネスから、2015年に結婚した夫でバンド、グッド・シャーロットのベンジー・マッデンとの電撃婚について、今まで結婚しないと断言していたにも関わらず、「40歳を過ぎて結婚したのはどうして?」と単刀直入に聞かれたキャメロンは、照れる素振りも見せず、こう回答。
「それまで会うべき人に出会わなかったからかな。それまでたくさんボーイフレンドはいたけど、夫になるべき人とだだの恋人で終わる人では、全然違うの」。
さらに、「夫とは人生のパートナーなんだと実感できるわ。私たちは、同じ鞘の中に入った2つの豆みたいに仲が良くて、お互いによく似ているの」とノロケてみせた。
どうやら、6歳年下のベンジーとの満たされた生活も、キャメロンがハリウッドのスポットライトに固執しなくなった理由のひとつのよう。
しばしの小休止を経て、自分自身を見つめ直したキャメロンが、またいつかスクリーンでの活躍を見せてくれる日が待ち遠しい。