「これまで受賞した音楽賞はすべてウソ」
最新アルバム『ウィットネス』のプロモーションとして自身の生活を4日間世界中に配信し、長年に渡り不仲だったシンガーのテイラー・スウィフトに謝罪コメントをしたり、セラピストとの対話を公開して過去に自殺願望を抱いたことがあると告白したりと、最近になり、急に、自分のことについて今まで以上にオープンに語っているシンガーのケイティ・ペリー。
そんな彼女が、また衝撃の発言をした。
“ケイティ・ペリーの目覚め。全てを打ち明ける”と題された米ニューヨーク・タイムズとのロング・インタヴューで、ケイティは、「すべてのアワード・ショーはフェイクよ。これまで私が受賞してきたアワードも全部ウソ」とコメント。さらに、「あれは、すべて仕組まれたものなの」と続けた。
衝撃発言の真意は?
ケイティがこう発言した背景には、どうやら、彼女が現在の音楽業界のあり方を疑問視していることがあるよう。
「仕組まれている」と表現した理由については、「必ずしも観客や視聴者たちの意向を汲んでいるものではないから」とつけ加えている。
しかし、ツイッターでは現在世界一のフォロワー数を誇り、過去には、アルバム『ティーンエイジ・ドリーム』(2010年発売)からシングルカットされた5曲が、米ビルボード総合シングルチャートで1位を獲得して故マイケル・ジャクソンの記録に並ぶなど、歴史的な功績を残しているケイティ。これまでのキャリアにおいて彼女が受賞やノミネートを果たしてきた数々の音楽賞が、すべて出来レースだったとはとても考えにくい。
最近、長かった髪をバッサリと切り、「ありのままの自分をさらけ出して生きていきたい」と宣言していたが、今回の発言にも、今後は、何事にも正直に、フェアに挑んでいきたいという覚悟が表れているように感じられる。