フェミニスト俳優としても知られるジャスティン
人気ドラマ『ジェーン・ザ・ヴァージン』にメインキャラクターとして出演しているジャスティン・バルドーニは、言わずと知れたフィットネス男子で、惚れぼれするボディの持ち主。
さらにジャスティンは女性の強さや、男女平等について熱心に活動するフェミニストとしても知られている。
常に引き締まったボディをキープしているジャスティンだけに、体型の悩みなどないと勘違いされるけれど、昔から抱えていた「体型イメージ」についての葛藤を、自身のインスタグラムで告白した。
「体型イメージ」という言葉を、男性の口から聞くのは珍しいでしょう。現にほとんどの男性が、女性だけが体型について悩んだり自尊心を抱えていたりすると思っているかもしれない。でも、それは間違っています。
男性として言えるのは、僕自身も数えきれない理由で体型について悩みます。僕は幼い頃すごくガリガリで、肩幅も狭くて細いから、いつもTシャツに着られている気がしていました。だから筋肉がほしかったし、そうすれば“男”になれると思った。
筋肉をつければ、友達ができたり、女の子からモテたり、尊敬されたりすると考えていました。でも、それは違いました。筋肉はそんなことを与えてくれはしないし、余計に自信をなくすし、筋肉をキープして大きくしなきゃという気持ちになります。
ほとんどの男性が、筋トレをして引き締まった体を保つ本当の理由を、語る事はないかもしれません。なぜ食べたいものをガマンしてまで、服で隠れている部分に何時間も負荷をかけ、汗をかき、さらには何万円もの費用をかけるのか。1日中ジムにいて鍛えた体をSNSに投稿してお金を稼ぐインフルエンサーに対して、こっそり嫉妬していたこともある。筋トレは自分自身がどう感じるのか関係ないのか?無理な期待を自分自身や、パートナーに押し付けている事にならないか?
どんな男性も女性も体型に悩んでいるのです。僕もその1人です。多くの人と同じように、鏡に映った自分に嫌悪感を抱くことだってある。もちろん自分の(引き締まっている)体型を卑下する発言を、不快に思う人もいるかもしれない。
でも、昔のガリガリで自信がなかった僕の気持ちは誰にもわからない。
だから…(自分に自信がつくまで)時間がかかるかもしれないけれど、自分を愛して。自分に自信がなくても大丈夫。
僕の話で、自信をなくす必要なんてないし、あんな体型になりたいと思う理由は、人それぞれ違うんだし。ありのままを受け入れることが大切なことだと思います。
だって(父親として)子供たちは、僕たちの容姿だけでなく内面もみて、お手本として育っていくからです。
今では多くの人が憧れるボディを手に入れたジャスティンでさえも、社会が決めた「筋肉=男らしい」という、「理想の体型」へのイメージに苦しめられたという。
「体型のイメージ」で悩んだジャスティンだけれど、ありのままの自分を受け入れることが大切であると、力強いメッセージで体型に悩む人々にエールを送った。