2015年8月に旅行でスペインを訪れていた17歳のオランダ人女性が、まだ命綱が固定されていない状態で橋の上から飛び降りて死亡するという事故が発生。先日、この事故の原因とされる新事実が発覚し、世界中を驚かせている。
なぜこのような事故が起きてしまったのか? その原因とされているのが「英語」。
米New York Times誌によると、裁判所に提出された事故の書類から、事故当時、女性に指示を出していたインストラクターが、英語で「No Jump(ノー、ジャンプ)」つまり「飛んではダメ」と言ったのを、亡くなった女性が「Now Jump(ナウ、ジャンプ)」、「今、飛んで」と言ったと勘違いした可能性が高いことが明らかに。
この事故で亡くなってしまった女性はオランダ人で、指示を出したインストラクターはおそらくスペイン人とみられる。両者とも英語圏の出身ではないこともあり、英語の聞き間違いはありえる話。
とはいえ、事故を引き起こしてしまったバンジージャンプの運営会社は、「18歳以上」を参加の対象にしておきながら、当時17歳だった被害女性の身分証を確認せず、飛ぶことを許可。しかも、バンジージャンプに使用されていた橋は、行政からの承認を得ないまま勝手に使っていたことが明らかになっている。仮に英語が通じなかったことが事故の原因だとしても、この会社に重大な過失があることは確か。