ジャスティン・ビーバーが、約2年間も続けてきたワールドツアーを突然キャンセルした真相に迫る。

「がっかりさせて申し訳ない」と謝罪

 現地時間7月24日、人気シンガーのジャスティン・ビーバーが、約1年半に渡って行ってきたワールドツアー「パーパス・ツアー」の残りの日程を「予期せぬ事態」によりすべてキャンセルすることを発表。

 以下、オフィシャルサイトに発表された声明文の全文。

 予期せぬ事態により、ジャスティン・ビーバーは『パーパス・ワールドツアー』の残りの日程をキャンセルすることとなりました。ジャスティンは彼のファンを愛しており、落胆させることをとても残念に思っています。18カ月間に渡り行ってきた今回のツアーでファンと共有してきた素晴らしい経験に感謝するとともに、6大陸150回以上にも上る公演を成功に導いてくれたスタッフや出演者たちにも感謝しています。
 しかしながら、熟慮の結果、今後の日程に関しては公演を行わないことを決めました。チケットは購入元にて全額返金されることになります。

 残念ながら、キャンセルが決まった公演には9月に東京で開催される予定だった来日公演も含まれる。

画像: 「がっかりさせて申し訳ない」と謝罪

 この件がジャスティンのオフィシャルサイトで発表された直後、米メディアTMZが本人を直撃。ツアーをキャンセルした理由について、「2年もの間ツアーに出ていたから、休養してリラックスしたい」と語ったジャスティンは、続けて落胆を見せるファンに、「ごめんね。決してそんなつもりじゃなかったんだ」と謝罪の言葉を口にした。

過去の素行の悪さが再び注目

 実はツアーのキャンセルが発表される直前、過去の素行の悪さが原因で中国公演を行うことができないと、世界中で大きな話題となっていたジャスティン。

 中国のあるファンが、北京の文化局にジャスティンが中国で公演を行わない理由を問い合わせたところ、「(ジャスティンは)社会的に幾度も悪い行為を繰り返しており、以前中国を訪れた際にも問題行動を起こした」といった内容の返答が。

 2016年に過去の行動を反省して心を入れかえたと宣言し、その後はより一層ファンと距離の近い交流を取りながら、精力的に世界を回ってきたジャスティン。その結果「パーパス・ツアー」はキャリア最高の収益を記録し、見事な復活を遂げていた。

画像: 過去の素行の悪さが再び注目

 しかし中国公演の件では過去のどの行動が問題視されているのかが明記されていなかったこともあり、ネットを中心にジャスティンの過去の逮捕歴や問題行動が次々と掘り起こされる事態となってしまった。

有名でいることの大変さを吐露

 「ツアーに出ていると、孤独を感じるものだよ。みんなキラキラした素晴らしい部分ばかり見ているけど、その裏側は知らないよね。この人生は君を真っ二つに引き裂くことができる」

 以前、米NME誌のインタヴューでこう語ったジャスティンは、ツアー先へ向かう途中の飛行機の中でシンガーの故エイミー・ワインハウスのドキュメンタリー映画を見て、涙したことを告白。

 涙の理由は、彼女が世間からのバッシングや過剰な報道によって傷つく姿を見て、自分と重なる部分があったから。それでもジャスティンは、「一生付き合っていかなければならない問題だから、強くなるか、放っておくしかない」と前向きな姿勢を見せていた。

画像: 有名でいることの大変さを吐露

 約1年半もの間ツアーで世界中を駆け回ってきたジャスティン。残すところあと14公演だったとはいえ、心身の健康を保つためにも休息が必要だったのかもしれない。ジャスティンのこの決断に、多くのファンはツイッターやインスタグラムなどのSNSに擁護するコメントを投稿している。

 また、グラミー賞シンガーのジョン・メイヤーが「ツアーの残りの公演を中止するってことは、そのまま続けていたら深刻なダメージがあるって意味なんだ」と語るなど、ミュージシャン仲間からも応援する声が出ている。

 実現していればジャスティン史上最大級の来日公演となっていただけに、残念な気持ちもあるが、また元気な姿で日本に来てくれることを楽しみに待ちたい。

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