ディズニー映画の名作『ライオン・キング』で印象的なうなり声のシーンは、人の手で作られたものだった。
世界興行収入驚異の1,000億円越え
1994年に公開されたディズニー映画『ライオン・キング』は、全世界興行収入1,000億円を超える超大作。
そんな作品で重要なシーンを担っているのが、キャラクター達のうなり声のシーン。地鳴りが起こるように響き渡るこの鳴き声は、なんと人の手によって作られた音だったことが明かされた。
遠吠えに必要な2つのもの
この遠吠えを担当したのは、動物などの鳴き声を得意とする名声優のフランク・ウェルカーという人物。
彼は『おさるのジョージ』の主人公ジョージ役や『スクービー・ドゥー』のフレッド役など数多くの有名キャラクターの声を務めた名優で、彼の唯一無二の声は「声優の神(Voice Acting God)」と呼ばれるほど。
そんなフランクが『ライオン・キング』のうなり声を収録している姿をとらえた動画では、フランクはゴミ箱を使って完全にキャラクターになりきり威嚇している鳴き声を演出。
フランクの声とゴミ箱が織りなす絶妙なサウンドで、見事にうなり声を再現して『ライオン・キング』に欠かせない重要な鳴き声を作り出した。