実在する呪われた人形が公共機関に出現
8月に入って間もないある日、マレーシアのクアラルンプールにある公共鉄道の駅の改札口に、突如、実在する呪われた人形がモデルとなったホラー映画『アナベル』の呪われた人形アナベルがやってきた。
地元の鉄道会社RapidKLが公式SNSに投稿した内容によると、アナベル人形は改札に座ったかたちで置かれ、乗客を監視するかのように改札を通過する人々を見つめていた。
さらにもう1つの投稿には、電車のいすに座っているアナベル人形も目撃された。
本当に怖いと言われている映画から、人々を呪うアナベル人形が実際の公共機関に出現し、周囲は瞬く間に恐怖の渦に包まれたが、恐怖はこれだけではなかった。
同鉄道会社が投稿した写真のコメントには、「大切な乗客の皆さまへ、最近、私たちのもとへ『アナベル』から特別な訪問者がやってきました。ご乗車の際は、くれぐれもマナーにご協力をよろしくお願いします。さもなければ、彼女があなたのもとへとやってくるでしょう…永遠に」
マナー向上を訴えたアナベル
じつはこれ、ホラー映画『アナベル』のキャラクターを使って行われた、マナー向上を訴えた企業の戦略。
マレーシアでは、鉄道をはじめとした公共機関でのマナーとモラルの悪化が社会問題となっている。
そんな現状を受けて、アナベル人形のホラーの力を使ってマナー向上を訴えた。
この投稿は、瞬く間に拡散し1.6万いいね!以上に、1万シェアを獲得。4,000件以上のコメントが寄せられる大反響となっている。
公共機関でマナー違反に身に覚えのある人は、この機会にマナー向上に気を付けてほしい。さもなければ、どこかでアナベル人形があなたをじっと見つめているかもしれない…。