アメリカ南部バージニア州シャーロッツビルで、極右グループが白人至上主義集会を開催。これに対抗すべく多くの人が反ヘイトデモ活動のために集まったが、その集団に猛スピードで車が突入。
32歳の女性が死亡し、10人以上が負傷した。運転していた20歳の男は以前からナチスを崇拝する発言をしていたと、高校時代の教師がABC Newsに明かしている。
バージニア州知事は会見で極右グループに「帰れ。この偉大な州はお前たちを歓迎していない。恥を知れ。愛国者のふりをしているお前たちは愛国者とはほど遠い」と強く非難。
セレブからもたくさんのコメントが発表されている。
マイリー・サイラス(歌手):今ひどく怒りを覚えていないなら、あなたは注意を払えていないわ。被害者に愛を贈ります。
ジェニファー・ロペス(歌手):私たちはあなたたちより強い!愛はヘイトよりも強い
ピンク(歌手):信じがたいかもしれないけど、彼らは"白人"の大多数ではありません。私たち白人は、アソコの小さな特権階級の甘やかされたこの負け犬のことを恥ずべき存在だと思っています。
アリシア・キーズ(歌手):私たちは、ヘイトよりも、偏見よりも、高い位置にいる。
デミ・ロヴァート(歌手):黒人、イスラム教徒、ゲイ、バイセクシャル、トランス、その他大勢。あなたたちはパーフェクトであり愛されています。どんなに大音量だろうと悪に耳をかしてはいけない。私はあなたと共にいます。そしていつか状況は変わります。
トランプ大統領へも怒り
一方で、「色々な側によるヘイト、偏見、暴力を非難する。色々な側によるね」と極右グループを名指しで非難しない姿勢を取ったドナルド・トランプ米大統領に対する反発も起きている。
レディー・ガガ(歌手):真のリーダーがアメリカからヘイトを駆逐することを祈ります。これは私たちではない!これは反アメリカ人的です。
アシュレイ・ティスデイル(女優):申し訳ないけど、どれだけの"側"があるの?ヘイトと偏見と恐怖に満ちているのは一方だけでしょう。最低なスピーチね。誰を守ろうとしているんだか。
ゼンデイヤ(女優兼シンガー):言葉が見つからない...これはテロだよ。40年前ではなく、今日のアメリカで起きているの。そしてあなたたちの大統領は無言のまま。最低。
トランプ米大統領の娘イヴァンカ・トランプは「この社会には、人種差別、白人至上主義、ネオナチ主義の居場所はありません」と事件を非難するコメントをツイートしているが、こちらには、コメディ俳優のセス・ローゲンが「それ、君のお父さんに言ってくれよ」と反応している。
*追記:14日、トランプ米大統領が改めて声明を出し、KKK、ネオナチ、白人至上主義者を名指しで批判した。
※追記: 15日、トランプ米大統領が改めて声明を出し、極右グループとその反対勢力の「両者に非がある」と発言して波紋を呼んで入る。